ベイトリールのブレーキシステム、それぞれのメリットとデメリットとは?

ベイトリールのバックラッシュを軽減するための機構をブレーキシステムといいます。
各メーカーがさまざまな工夫を凝らしたブレーキシステムをベイトリールに搭載しています。
しかしその種類と機能の多さに初心者の方は、どのブレーキシステムが搭載されたベイトリールを選んでよいのか分からないのではないでしょうか。
そこで今回は、ベイトリールの各ブレーキシステムのメリットとデメリットについて解説します。
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ベイトリールのブレーキシステム、それぞれのメリットとデメリットとは?

<ベイトリールのブレーキシステムの役割>

最初にベイトリールにブレーキシステムが搭載されている理由について解説しておきます。
ベイトリールでキャストする際のメインブレーキとなるのが、メカニカルブレーキです。
このメカニカルブレーキの調整でスプールの回転を制御することにより、ルアーをキャストしやすくします。
しかし、このメカニカルブレーキだけではキャスト直後の高回転や着水寸前の失速など、キャスト後のスプール回転数の変化に対して、なかなか対応ができません

ダイワ ベイトリール ブレイゾンダイワ(Daiwa) ベイトリール ブレイゾン 100SH

それを解決に導くのがブレーキシステムです。
ブレーキシステムはスプールが高回転のときには強くブレーキが掛かり、失速したときには弱くブレーキが掛かる仕組みになっています。
このブレーキシステムには大きく分けて、マグネットブレーキ、遠心力ブレーキ、デジタルコントロールブレーキがあります。

それぞれにメリットとデメリットがあるので、行いたい釣りや自分のレベルに合わせたブレーキシステムを使っていくとよいです。

それでは下記にそれぞれのブレーキシステムの特徴を解説します。

<マグネットブレーキ>

マグネットブレーキは、磁力によってスプールの回転を制御するブレーキシステムです。
最も多くベイトリールに採用されているブレーキシステムだと思われます。
マグネットブレーキの特徴は下記の通りです。

●メリット
・比較的バックラッシュが起きにくい
・ブレーキ調整が簡単

●デメリット
・飛距離が出にくい

<マグネットブレーキ搭載 >ダイワ 17タトゥーラダイワ(Daiwa) ベイトリール タトゥーラ SV TW 7.3R

マグネットブレーキはスプールが止まっている状態でも少しのブレーキ力が働いています。
キャスト直後に失速しやすい空気抵抗の大きなルアーや、軽いルアーのキャストに向いています。
ブレーキ調整は外部ダイヤルから設定できるものがほとんどで、細かく調整できます。

デメリットとしては、他のブレーキシステムに比べてキャスト後半の伸びがあまりないので、飛距離が出にくいことが挙げられます。
初心者が入門用としてまず選ぶんでもらいたいのが、このマグネットブレーキシステムです。

<遠心力ブレーキ>

遠心力ブレーキは、スプールの回転でブレーキシューと呼ばれるパーツがブレーキ壁に当たり、摩擦による抵抗で回転数を調整してくれるブレーキシステムです。
遠心力ブレーキの特徴は下記の通りとなります。

●メリット
・飛距離が出やすい
・低弾道キャストがしやすい

●デメリット
・細かなブレーキ設定が必要
・ブレーキシューを無くす可能性がある

<遠心力ブレーキ搭載> シマノ バスワンXTSHIMANO(シマノ) リール 17 バスワンXT 150 RIGHT

遠心力ブレーキはスプールの回転数によってブレーキの強弱が変わります。
キャスト直後はブレーキが強く効き、後半は失速とともに弱いブレーキになり飛距離を伸ばしてくれます。
これによって近距離でのサイドキャストやピッチングにおいてルアーが浮き上がりにくく、低弾道キャストがしやすいと言えます。

デメリットとして、ブレーキ調整が上手くできないとバックラッシュしやすく、調整のためにブレーキシューを扱う必要があります。
とくにブレーキシューを扱うときにはパーツが外れてしまう可能性があるので注意が必要です。
どちらかというと中級者以上の方向けのブレーキシステムとなります。

<デジタルコントロールブレーキ>

電子制御によってスプールの回転数を調整してくれるブレーキシステムです。
現在ではシマノ独自のブレーキシステムとなっており、カタログ表記では「DC」と略されていることが多いです。
電子制御のための電力は、スプールの回転によって充電される仕組みとなっています。

●メリット
・ブレーキの調整が簡単
・PEラインが扱いやすい

●デメリット
・価格が高いモデルにしか搭載されていない

<デジタルコントロールブレーキ搭載>シマノ アンタレスDCシマノ リール 16 アンタレス DC HG 右

デジタルコントロールブレーキは誰でも簡単にブレーキ設定ができる「オートモード」があります。
ブレーキ調整をどのようにしたらよいのかわからない初心者でも非常に扱いやすいです。
またバックラッシュが大敵のPEラインも同じく扱いやすくなります。
PEライン自体はカバーを狙うときや遠投するときのメリットが大きいですが、一度バックラッシュしてしまうと、修復が困難です。
PEラインの主なバックラッシュの原因は糸噛みによるものです。
糸噛みはスプールに巻かれているライン同士が噛み込んで起こるもので、強い負荷が掛かった直後に起こりやすいとされています。
これに気を配りながら釣りをするのは非常に難しいですが、スプールの回転数に合わせてブレーキを自動で調整してくれるデジタルコントロールブレーキであれば、比較的トラブルが起こりにくいです。
ただしデメリットとして、価格が高いモデルにしか搭載されていません。

<まとめ>

今回はベイトリールのブレーキシステムについて解説しました。
解説した内容はおおまかな特徴であり、メーカーによって各ブレーキシステムのデメリットを改善していく工夫が行われています。
今回の内容を参考に、自分に合ったブレーキシステムのベイトリールを選んでみてください。

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