シーバスのリーダーの種類、長さと太さの適正サイズとは?

シーバス
スポンサーリンク

シーバス釣りのタックルに必須のラインがリーダーです。
リーダーについてはあまり考えずに選んでいる初心者の方が、多いのではないでしょうか?
そこで今回はリーダーが必要な理由、種類、長さや太さによる違いなどを、釣り方やルアーとの相性を混じえて解説します。

シーバスのリーダーの種類、長さと太さの適正サイズとは?

%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%90%e3%82%b9%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc

リーダーとは?

リーダーとはルアーの手前に結束して使う先糸のこと。
ほとんどの場合、リーダーはメインラインより強度のあるものを使います。

例としてPEライン18ポンドに対して、リーダー20ポンドといった使い方です。
そうすることで飛距離を稼ぎつつ、ルアーに近い場所の強度アップを図ることが可能になります。

シーバスは歯が鋭く、エラ洗いといった激しいファイトをする魚です。
もし、ルアー周りのラインが細くて弱ければ、簡単にラインブレイクしてしまう危険が高まります。

メインラインが切れにくいようにして、シーバスのキャッチ率を上げるのが、リーダーの大きな役割です。

シーバス狙いで使う、2種類のリーダー

ナイロンリーダー

伸びがあり柔らかく、比較的扱いやすい特徴があります。
比重が水に近いため、トップウォーターやミノーなど、表層付近を動かすルアーに向いています。
メインラインとの結束がしやすく、初心者向けです。

ナイロンリーダーのデメリットは、耐摩耗性が比較的低いこと。
また、ナイロンラインは吸水性が高いので、ライン自体が白濁しやすく、シルエットが濃くなってしまいます。

フロロカーボンリーダー

伸びが少なく表面硬度があるため、耐摩耗性に優れています。
比重が水より重たいので、バイブレーションやワームなど、中層以下で釣りをしたいときに使うとよいでしょう。

デメリットとしては、ナイロンリーダーに比べて高価なこと、結束にコツがいることが挙げられます。
フロロカーボンはラインの巻き癖が付きやすいので、手で軽く引っ張って癖を伸ばして使ったほうがよいでしょう。

リーダーの長さと太さの使い分け

リーダーの長さ

リーダーを長めにとるか、短めにするかでどちらにもメリットとデメリットが出てきます。

しかし、デメリットに関しては釣り人側でカバーするようにしてメリットだけを使っていくようにすると上達でき、釣果に繋がってくるでしょう。

根擦れ耐性
長い > 短い
キャストのやりやすさ
長い < 短い
感度
長い < 短い

 

 

リーダーの太さ

 

リーダーの太さは、特にルアーのアクションに影響を与えます。

太いリーダーでアクションが損なわれることをデメリットとして考える人も多いですが、太さによって同じルアーでもアクションを変えられると、思考転換するように私はしています。

ルアーアクション
太い < 細い
強度
太い > 細い
飛距離
太い < 細い

 

 

具体的にどのようにリーダーの長さと太さを使い分けていくとよいか、下記に私が実際にシチュエーション別でやっているリーダーの使い分けを参考例として挙げておきます。

リーダーの長さと太さの適正目安例

河川のトップウォーターの釣り

ナイロンリーダーの20ポンドを1 mほどの長さでセット。

理由は、水と比重が近いのでリーダーが沈み込んだりせず、トップウォーターのアクションの邪魔にならないこと、シーバスがバイトしてきたときに伸びがあるのでルアーが弾かれにくいといったメリットからです。

河川では周りに障害物があることが少ないので、リーダーの結び目はロッドの外に出してキャストするようにしています。

磯場のミノーの釣り

フロロカーボンリーダーの25ポンドを3mほど長さを取って使っています。

理由は、ファイトやリトリーブのときに岩やフジツボなどに触れてラインブレイクしづらいようにすることです。

キャスト時の結び目の抵抗に関しては、遠投できるルアーを使うことで解消しています。

ただし、リーダーが太いとルアーのアクションが小さくなるので、大きなアクションのルアーを使うようにしてください。

ストラクチャー撃ち

フロロカーボンリーダーの20ポンドを1mほど長さを取って使っています。

理由は、キャスト時の抵抗とファイト時の擦れを考えると、この太さと長さがバランスが取れているからです。

併せてドラグを強めにしておき、シーバスがバイトしてきたら一気にストラクチャーから引き離すようにしています。

バチ抜けの釣り

ナイロンリーダーの8ポンドを1.5mほど長さを取って使っています。

理由は、バチ抜けのときのシーバスのバイトは非常に吸い込む力が弱いのでそれを弾かないようにするためと、表層近くで誘うことが多くなるためです。

また、細いリーダーを使うことでルアーのアクションが出やすくなりますので、スローリトリーブが可能になります。

リーダーとしては細いので、シーバスがヒットしたときを考えて、ランディングネットを用意するようにしましょう。

ワームの釣り

フロロカーボンリーダーの8ポンドを1.5mほど長さを取って使っています。

理由は、ラインに対する水の抵抗を減らし感度をよくすること、ワームのアクションを最大限に活かせるようにすることです。

リーダーはルアーの抵抗が少なくなればなるほど、水の抵抗で膨らみ感度が悪くなります。

その感度が悪くならないようにワームの釣りでは細めのリーダーを使っています。

まとめ

シーバスのリーダーの種類、長さと太さの適正サイズについてまとめると、

・メインラインより強度のあるものを使うのが基本

・種類はナイロンリーダーとフロロカーボンリーダーで、それぞれに特徴がある

・リーダーの長さと太さを変えるとさまざまな影響が出るが、メリットだけを活用していくのが上達と釣果を伸ばすコツになる

 

リーダーの使い分けがしっかりとできるようになると、よりシーバスを狙って釣ることができ、満足度も変わってくることでしょう。

今回の記事を参考にして、シーバスのリーダーの使い分けをやってみてくださいね。