《エギング初心者》スレイカ対策に効く、エギ・カラーの使い分けを教えて!

アオリイカ
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近年のエギング人口の増加と共に、以前の様にアオリイカが簡単に釣れなくなったと感じるエギンガーの方も多いのではないでしょうか?高プレッシャーの釣り場で、スレたイカを如何にして釣るかが現在のエギングの面白さのひとつになっています。

今回は初心者の方、ベテランのエギンガーにも参考にしてもらいたい、スレたイカに有効なエギのカラーの使い分け方について解説します。

スレたイカ対策に効く、エギ・カラーの使い分けを教えて!

スレイカとは?

エギングを目的に釣り座に到着すると、すでにエギングをしているエギンガー(エギングをしている人)が「今日はスレてる」とか「スレイカばっかり」など、エギングを開始する前に、そんな会話が耳に入ってくることがあります。

では「スレている」とは一体どうゆう状況のことを言うのでしょう?

イカが海面に見えているなど、明らかにいるのが分かっているのに、エギに興味を示さない時や、アクションをつけても全く反応がない場合、それらの反応を含めてイカがエギを見飽きているような状況のことを「スレている」と言います。

またエギに興味を示さないイカのことを総称して「スレイカ」などという言い方をします。

エギングの歴史は意外と古く、比較的誰でも手軽に挑戦できるルアー釣りとして今なお人気がありますが、イカシーズンの春と秋に突入すればエギングで有名な防波堤では、見渡す限りエギンガーばかりとなってしまうことも。
それだけの数のエギを海底に沈めて釣っている訳ですから、実際海で捕食しているエサとは違うエギは簡単に見極められてしまいます。

とくに春のアオリイカは、秋のアオリイカと比べて数が釣れません。
春のアオリイカは初夏に誕生すると春までの間、深場で成長します。その過程で、海底に沈んだ数々のエギを見て成長する訳ですから、警戒心が強くなり、エギを簡単に見極めてしまうのも当然かもしれません。
しかし、そんなスレイカを釣る事こそが、近年のエギングの醍醐味でもあります。釣るのが難しいとされる「スレイカ」を狙うことに高いゲーム性があるのです。

エギのカラーってどんな種類があるの?

釣り具屋さんに行くと、たくさんのエギがぎっしりと並んでいる光景を見たことがあるのではないでしょうか?種類豊富なエギを目の前にしてしまうと、何を買っていいか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、エギのカラーの種類についてご紹介します。


エギ本体は、下地のテープカラー(ボディカラーという事もあります)と上布のカラーを貼り合わせてできています。
じっくりエギを見ると、色々なテープカラーと上布カラーが組み合わさっているのが分かります。

●下地・テープカラーの主な種類

金テープ、紫テープ、レインボー(虹)テープ、オレンジテープ、ピンクテープ、赤テープ、銀テープ、蛍光ボディ、ケイムラボディ、クリアボディなどのカラーがあります。

●上布カラーの主な種類

ピンク、オレンジ、レッド、グリーン、ブルー、パープル、ホワイト、ダークブラウン、アカエビ、イワシ、ダークブルー、ライトグリーンなどのカラーがあります。

これらを組み合わせ表面上に見えるカラーをオレンジピンクと言ったり、テープカラーと上布のカラーを組み合わせた「オレンジテープ×ピンク」などと言い、各メーカーそれぞれカラーの呼び方に違いがあります。
また近年では、布がないタイプのエギが発売されています。主に、透明感のある夜光性ボディにカラーリングされているのが特徴です。

スレイカに効果的なエギのカラー

エギングをする際にスレイカ対策として、ナチュラルなボディカラーか、レインボーテープを下地にしたダークカラー系のエギを持っていると重宝することがあります
何故そのようなエギがスレイカに効果的なのか、エギのカラーとの関係を解説します。

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スレイカに効果的なカラーをズバリ簡単に言ってしまうと、周囲のエギンガーが使っていない色を選ぶ事です。
エギンガーに絶大な信頼があるアピール力の強いピンク系やオレンジ系は、使用されることが多いので、スレイカ対策としてはあまり好ましいカラーとは言えません。
では効果的なカラーは何でしょうか。「銀テープか金テープのイワシカラー」のエギと、イワシやコノシロのような、主にナチュラルカラーと言われるカラーほど、イカに自然なアピールができると言われています。

おすすめは、ボディが細く見えるストライプ模様の「レインボーテープのダークブルー」のエギや、最後の砦とも言われるほどスレイカに効果があるとされている「赤テープのライトグリーン」です。

その他、筆者が最近よく使うスレイカ対策のエギは、「クリアボディのイワシカラー」か「クリアボディの薄いアカエビカラー」です。
理由は、クリアボディを使っているエギンガーが少ない事と、他のカラーでは出せないナチュラル感でのアピールが実際に回遊している魚やエビと似ていることで、その効果を発揮するからです。

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もう一つ、スレたアオリイカの反応があった時は、捕食しようとしたエギの場所(噛み跡)を探してみて下さい。

エギの頭あたりにかじった跡がある時、アオリイカはエギを魚系に認識している可能性が高く、またエギの腰あたりにかじった跡がある時は、エビ系に認識しています。

かじった跡によってカラーを魚系にしたり、エビ系にしたりして選択すると、その効果は絶大です。

まとめ

エギングを始めて、最初のうちはどんなエギのカラーが釣れるのか、自分なりに今日の釣れるカラーを探すとエギングがとても楽しくなります。
使うカラーの順番は、明るいカラーから使い始め、アタリが無い時は徐々に暗いカラーへ変更しましょう。
超定番カラーであるピンク系やオレンジ系のカラーは視認性が高くアピール力があるので、活性の高いイカに対してとても有効で、一度釣れ始めると数釣りが楽しめます。

反対に、エギに全くアオリイカの反応がない時は、本来イカが捕食しているアジやエビの色に近いナチュラルなカラーが鉄則である事を覚えておきましょう。

何色が当たりカラーなのかはその日によって異なります。ナチュラル系のカラーを使ってもアタリが全く無い時はイカがいない可能性が高いので、ポイントを移動する目安にもしてみてください。