【ナマズ・ゲーム】ルアーでナマズを狙おう!

ルアー
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淡水のルアーのターゲットといえば、ほとんどの人がブラックバスを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、近年とある魚が脚光を浴びつつあります。

その魚は、ナマズです!

ナマズがルアーで狙えることが認識されるようになってから、その獰猛なファイトに魅了されハマっていくアングラーが増えています。
釣り場に関しても意外にも身近にいるのがナマズのいいところ、ちょっとしたクリークや川にも潜んでいることも人気の理由の一つ。

ナマズがどんなルアーに反応するのかというと、これまた意外にトップでバイトしてくるのです。
ノイジー系のルアーをカポカポ…と引いて来ると、突然ガボッとものすごい音を立てて食らいつきます!
そんなド派手なバイトシーンを一度体験してしまったら、もう後戻りできません!!!

 【ナマズ・ゲーム】ルアーでナマズを狙おう!

ナマズの生態

ナマズ

ナマズの生息域は沖縄を除く日本全土。

日本産のナマズはマナマズ、ビワコオオナマズ、イワトコナマズの三種類、ルアーの主なターゲットになるのが、マナマズです。
最大体長80cmに迫ると言われていますが、一般的には70cmを超えれば大物といえます。
食性は肉食、小魚やミミズはもちろん、カエルまで捕食します。

基本的には夜行性で、昼間は岩陰や水草の中などでじっとしており、夜になると活発に捕食活動を開始します。
そのため、ナマズ・ゲームは夜が前提となります。

ナマズの見た目で特に目立つのがヒゲ。
じつはこのヒゲが、ナマズゲームのキモといえます。

ヒゲは触覚の機能を果たしているのですが、この感度が非常に優れており、数メートル離れて泳ぐ魚の波動を感じ取るといわれています。

さらに聴覚も他の魚類に比べて優れています。
魚の体の横に並ぶ点線を、側線と呼びます。
これが魚の耳の機能を果たしているのですが、ナマズはこの側線がかなり発達しています。

視力が弱いナマズが暗闇の中でも獲物を捕食できるのは、ヒゲと側線の触覚、聴覚のおかげといえます。
そういったナマズの特徴からナマズ・ゲームで使うルアーは波動を生みつつ、音を立てるトップ系が有効とされています。

ナマズの一年について

冬の間、深場に潜んでいたナマズが、エサを求めて浅場へ移動します。
水温がまだ高くないので、追いかけまわすような捕食行動は少ないようです。
一般的に水温が15度以上になると、トップに出るようになると考えられています。

ナマズ・ゲームの最盛期。
水温が21度位に上昇すると、頻繁にトップで反応するようになります。
さらに産卵期でもあるので、体力をつけるために荒食いもします。
田んぼの水路のような場所で産卵するので、そういった極浅場に向かってガンガン遡上します。
そのため、意外な場所で釣れたりするし、しかも連発することも珍しくないです。
唯一、夏場のナマズ・ゲームの難しい点をあげるとすれば、ナマズが活発に動き回り、広範囲に展開するので、ポイントを絞りづらいことです。

夏の隆盛が落ち着き、水温の冷え込みとともに、トップへの反応がだんだん鈍くなります。
しかし、冬眠に向けての体力をつけるために、積極的にエサを捕食します。
流れ込みやゴミだまりなど、身を隠せて、エサがたまりやすい場所に居つくので、ポイント自体は絞りやすいです。

冬はオフシーズン。
深場に潜ってじっとしているので、狙うのは困難です。
例外的に、小春日和の気温が最も高くなる時間帯に動きだしたり、温排水が流れ込むような場所では狙えることがあります。

ナマズゲームの初めての道具選び

ナマズゲームのブームに合わせて、釣り具メーカーから専用タックルがリリースされています。
それでは、私なりにナマズ・ゲーム・ビギナーに道具選びのアドバイス。

 ↓ナマズ・タックル例 

ナマズ

ロッド

専用のロッドが何よりもベストですが、もちろん流用も可能です。
ハード級のバスロッドなどバットにパワーがあるものが良いでしょう。

リール

専用ロッドはベイトモデルがほとんどです。
スピニングリールのモデルもありますが、ウィードから抜きあげるようなシチュエーションもあるので、パワーのあるベイトリールがオススメです。
さらに、ハイギアのものが良いと思います。

ヘッドライト

ナイトゲーム主体なので、必須といえます。

タックルバック

ルアー自体の種類は少ないので、少量入り、機動性が優れたもの選びましょう。

フィッシュグリップ

ナマズの口はおろし金のような細かく鋭い歯がびっしり生えています。
バス持ちしようものなら指がズタズタになってしまうので、安全に持つためにも必要です。

ニーブーツ

ちょっとしたぬかるみや、藪の中を歩くことがあるので、安全を考慮するとニーブーツが最適です。
夏場の蛇よけにも重宝します。

古来日本ではナマズを釣るのに、カエルの生き餌を使って、水面をぴちゃぴちゃ跳ねさせるポカン釣りが行われていました。
現代ではそれがルアーに変わり、カエルの代わりにノイジーがカポカポ…。
道具は違いますが原理は同じです。
古くから親しまれてきた意外に身近にいる魚のナマズ。
ナマズ・ゲームに、チャレンジしてみませんか?