タイラバ初心者、タイラバで釣れる魚を教えて!

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タイラバはもちろん真鯛を狙って釣るルアーフィッシングです。しかし、船中から海底に落としたルアーにヒットするのは真鯛だけではありません。タイラバで釣れる外道は、その呼び名に相応しくないほど美味しい魚ばかりです。今回はタイラバで釣れる真鯛以外の魚と、あえて狙って釣る際のテクニックを紹介します。

タイラバ初心者、タイラバで釣れる魚を教えて!

タイラバで、真鯛以外の魚は釣れるのか

タイラバで本命の真鯛を狙っていると、もちろん本命を釣ることを前提に釣っている訳ですが、ときには本命が全く釣れずに、他の魚種が釣れる事もあります。

気が付けば、真鯛は1枚も上がっておらず、他の魚種のオンパレード…なんてこともあるのです。それだけタイラバは、他の魚種が釣れる可能性の高い釣りだと言えます。

アングラーの中には、タイラバで鯛を狙うのではなく、他の高級魚を狙う方もいるほどです。
タイラバの基本である「底を取る」そして「巻き上げる」の動作によって、根魚中心の他魚がタイラバにアタックしてきます。
また、回遊している状況に上手く当たると、フォール中に青物がヒットすることもあるのです。
初心者の方は、真鯛以外にもタイラバで釣れる魚がいることを頭に入れておくと、楽しさも倍増します。

タイラバで釣れる魚種

さて、タイラバで釣れる真鯛以外の魚にはどんな種類がいるのでしょう?以下にご紹介していきます。
タイラバでよく釣れる魚は、マゴチ(コチ)、アコウ(キジハタ)、カサゴ、タチウオ、エソです。他にも青物、ヒラメ、アオハタ等も真鯛に混じって釣れることがあります。

これらの魚は本来、本命以外の魚になるので、通常「外道」と言われるのですが、タイラバで釣れる他魚は、決して外道と呼ばれるような魚ではありません。
例えばアコウは、数が少なく、食べても美味しい立派な高級魚と言われる魚ですし、タチウオも釣り味、食味ともに最高の魚です。
タイラバで釣れる魚は食べて美味しい魚ばかりなのが特徴で、正直鯛が釣れるより嬉しい時があります。

このようにタイラバで釣れる様々な他魚は、釣る時期や、海底が砂地であったり岩礁であったりと生息域によって違いがあります。

タイラバで真鯛以外の魚種を狙う方法

タイラバで鯛以外の魚種を、あえて狙う時の釣り方ですが、根魚を狙う時は基本的にはタイラバと変わりません
タイラバを海底に一直線に沈めて、着底後に王道である、「等速巻き」で巻き取り、ある程度巻き上げたらフォールさせる動作を繰り返し行います。巻き取りの最中に魚がアタックしてきたら、そのままアワセずに等速で巻き上げるだけです。

底付近でアタックしてくる場合や、ある程度巻いた後にアタックしてくる場合があります。
初夏はアタリが出るとアオハタ、アコウ、カサゴのオンパレードという時があります。砂地であれば、マゴチヒラメが上がってきます。

●アタリがない時のテクニック1

しかし、必ずしも等速巻きで毎回アタリがあるとは限りません。等速巻きでアタリが無い時は、ちょっとしたテクニックでアタリをとれる事があります。
アタリが無い時は、軽くゆっくりと1回ジャーク(タイラバロッドを上に上げること)させることで、タイラバの急激な動きの変化でアタックしてくることがあります。

食いが渋い時に、逆にキビキビとしたジャークをすると、フックがリーダーに絡んでしまい、魚に見切られてしまいますので、スローな動きが有効です。

●アタリがない時のテクニック2

また、その他のテクニックとして、タイラバをフォールさせ着底させた後に、タイラバで底を数回叩いてアピールさせた後に、等速巻きの最中にアタックさせる方法もあります。
底を叩くことは単なるアピールなので、その後の等速巻きが重要となってきます。

底ではアタックしてこない場合でも巻き上げについてきて、途中でアタックすることもあります。

●アタリがない時のテクニック3

ちなみに筆者は、ベイトリールで少しだけタイラバをキャスティングさせて、底の少し上まで沈んだら、リールを巻きながら横にタイラバを引くだけのズル引きをすることがあります。
アタリが無い時にしか行っていませんが、足元だけではなく、少し離れた海域を縦にも横にも広範囲に探れ、効果を発揮する場合もあります。
キャスティングすると、今までアタリが無かったことが嘘のように、突然と青物が当たったりする事も経験上ありました。

結果、たまたま回遊している水深に上手くタイラバを馴染せる事ができただけなのですが、キャスティングする事もテクニックのひとつとして一度は試しに行ってみて下さい。

基本的にはタイラバで真鯛以外の魚を狙うと言うより、真鯛を狙っている間に他の魚が釣れるので、鯛以外の魚種を特定して狙うのは難しいです。
真鯛を狙いながら、他の魚種がキャッチできた時は、タイラバの魅力を実感すると共に、自分にしかできない釣り方が確立される一歩かも知れません。

まとめ

タイラバは、多種の魚が狙える釣りで、鯛が釣れなくても他の魚で十分楽しむことができる言わば万能的なルアー釣りです。釣る際のポイントは基本となる「等速巻き」です。
しかし、等速巻きでアタリが無いときは、ジャークを入れる、底を叩く、軽くキャスティングをしてみたりして、魚にアピールを与えたり、工夫も必要であることを頭に入れておきましょう。
また、ネクタイやスカートのカラーを変える事も大事です。その日の状況によって当たりカラーは変わりますので、色々なカラーを試してみて下さい。
誰でも手軽に簡単に楽しむことができるタイラバですが、やればやるほど奥が深いので、自分なりに釣り方を研究すると、タイラバの面白さも進化し、更にゲーム性の高い楽しい釣りを楽しむことができます。