アオリイカの泳がせ釣り、仕掛け選びのコツ

アオリイカ
数多くあるアオリイカ仕掛け。
お店でどれを選べば良いか迷っていませんか?種類が多いですがそれぞれ特徴があるので
シチュエーションによって使い分ける事が釣果がアップに繋がります。
シーズン初めの10月頃は仕掛けのサイズはSからMサイズを。水温が下がって、アオリイカも大型が釣れ出すシーズン中盤からはLサイズを使います。(ハリス式、天秤式どちらも)
一概には言えませんが仕掛けのサイズがイカの大きさに合っていないと、鈎掛かりが悪くなることもあるので、サイズの違う仕掛けを多数用意しておくのがベターです。

アオリイカの泳がせ釣り、仕掛け選びのコツ

仕掛けは大きく分けて2種類

○ハリス式(ぶらぶら仕掛け)
○天秤式(はねあげ式)
ハリス式の中にも種類があります。背掛けタイプ、垂らして使うぶらぶらタイプや1段針か2段針などです。それぞれ仕掛けによって特徴がありますのでご紹介します。

『背掛けタイプ』

掛け針をアジの背中(背びれの後方)に刺して泳がせるタイプです。イカがのったらすぐにあわせる攻撃的な仕掛けです。ほとんどのメーカーの背掛け針がそうですが背中に掛ける側の針の一本だけに返しが付いてますので、返しが付いてる針を鯵の背中に刺しましょう。

また背掛けしなくてもぶらぶら式としても使えます。
群れが入ってきてアタリが多い時に背掛けに替えると手返しが良くなりますが、
アジの体に傷をつけることになる為、弱りやすくなるというデメリットもあります。

背掛け式 オススメ仕掛け
【まるふじ イカトリック IKA-20】
活きエサに負担を掛けない軽量設計。二段掛け鈎の上鈎の一本だけ返しが付いているので背掛けが可能。勿論、ぶらぶら式としても使えます。自作で仕掛けを作りたい方にオススメです。
【まるふじ ロデオグライダー IKA-56】
アワセ鈎とは別の位置にアジに引っ掛ける為のハリが付いているので、仕掛け投入時などにアジからハリが外れる心配がありません。
群れが入ってアタリが多い時はこの仕掛けに替えて釣果アップを目指しましょう!

『ハリス式』

一般的なアオリイカ仕掛けとなります。
1段、もしくは2段鈎をアジの尾びれより下にぶらぶらさせるだけです。
アタリがあってもすぐに合わせず30秒ほど待ってからアワセを入れます。

ここで気をつけなければいけないのは、大型のイカだと豆アジを移動しながら鯵を食べるスピードが速く、完食後にアワセ損なってしまう場合です。道糸の走るスピードがいつもより勢いがある場合は、待ち過ぎに注意しましょう。

ハリス式 オススメ仕掛け
【がまかつ お墨つき イカ泳がせ仕掛 ぶらぶら式 IK-004】
アジが元気に泳いでくれる軽量一段針仕掛け。ふところの広い針形状で一段針でも心配する事なく掛かってくれます。

<ハリス式まとめ>
市販品では一段鈎、二段鈎とありますがどちらにもメリットとデメリットがあります。
二段鈎の方が掛かる率は上がりますが、調達したアジが小さい場合(〜15センチくらいまで)は二段鈎だと針が重い為、泳ぎが悪くなり弱るのも早いのです。アジが小さい場合は、一本鈎を使いましょう。
背掛けにして使う場合はアタリが多い時のみオススメ。食いが渋い時には、抱く位置に針があると警戒心を与えてしまい、すぐに離してしまいます。

『天秤式』

はねあげ式とも呼ばれます。基本的には向こう合わせとなります。アタリ後、アオリイカが移動中に掛かってる場合もあるので、余分な道糸のたるみに気をつけましょう。
強くアワセを入れる必要はありません。少し引けばアジを支点に針跳ね上がる仕掛けなので、
掛かったと思ったら、糸を緩めず一定のスピードで巻くだけです。
泳がせ釣りを初める方にオススメの仕掛けです。

天秤式 オススメ仕掛け
【ダイワ らくらくテコ式 アオリイカ仕掛け】
仕掛けの一番下にフロータが付いてるので、自然に泳いで自然に掛かる仕組みになってます。
またフロータのおかげでアジの活きが長持ちする利点もあります。

【まるふじ イカクリア M/L】
見えないクリアボディの芯軸がイカの警戒心を和らげます。初めての方でも向こう合わせが効く仕掛けなのでバラシは少ないでしょう。
【がまかつ お墨つき はね上げ+ワイヤー式 アオリイカ仕掛 IK-103】
硬質ワイヤー仕様で掛かり抜群です。針はオリジナルのダークグリーンカラーで、イカに警戒心を与えません。
<天秤式まとめ>
天秤式の多くは向こう合わせが基本となります。合わせるタイミングがまだよくわからない初心者の方でも安心です。
ただし、竿を2本出して釣りをする場合は天秤式ではなくぶらぶら式の方が良いでしょう。
両方の竿に同時にアタリがあった場合、天秤式はイカが抱いた直後にハリ掛かりする場合があります。道糸にテンション掛けたまましておかなければバレてしまう可能性があるので、合わせまで少し時間に余裕があるぶらぶら式が良いと思います。