【初心者の疑問】タイラバの釣果は、リールで差がつくことはありますか?

タイラバ

タイラバは、底を取って巻き上げるというシンプルな釣り方故の人気の高さがあります。

しかし、単純だからこそ、知っておけば釣果に差が付くテクニックや、タックル選択があるのです。今回は知っていて損はない、タイラバリールの機能と、その性能を詳しく解説します。

【初心者の疑問】タイラバの釣果は、リールで差がつくことはありますか?

隣でなぜこんなに釣果が違うのか

同じタイラバ船に乗船して、しかも隣の人との距離が僅か1m以内で釣果の違いを目の当りにしたことがありませんか。

見た感じの等速巻きは、比べて見ても同じようなスピードで、極端に速く遅くラインを巻き上げている訳でもなく、タイラバのカラーも隣と合わせて同じ…。

ロッド性能でここまで釣果に影響が出るとはどうしても思えない。しかも一日を通して好釣果と釣果ゼロの対照的な結果に見舞われ、疑問を抱いて帰宅したという様な経験を何度もしてきました。

基本に返って考えてみたところ、ある1つの疑問が湧いてきました。

「果たして鯛のいる水深に、正確にタイラバを送り込んでいるのだろうか?」

いくらタイラバのテクニックを兼ね備えていたとしても、そもそも鯛のいるレンジにタイラバを送り込めなければ、いつまでも釣れる訳がないのです。

鯛のいるレンジを掴むには、最初にアタリの出た水深を正確に把握する必要があります。

レンジを把握する為には、今までのタイラバで培った感覚だけではなく、リールを変えることで、より正確なレンジが把握できるようになり、そのことが釣果に影響することが分かりました。

では、どのようなリールを使うと、正確にヒットレンジを把握でき、釣果に結びつけることができるのでしょうか。

以下に詳しく解説します。

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カウンター付きリールで水深の把握

タイラバゲームでは、釣果を左右する1つの要因としてリールの機能が挙げられます。   では、一体どのようなリールを使えば、釣果に繋がるのかを説明します。

結論から言うと、タイラバゲームにおいてデジタルカウンター付きタイラバ用リールを使用することです。

シマノ リール 15炎月 CT 100PGシマノ リール 15炎月 CT 100PG

 

デジタルカウンターは、集中的にアタリの取れたレンジを数字で示してくれるので、レンジをより正確に把握できるメリットがあります。

正確にレンジを把握できるということは、ヒットレンジまで、確実にタイラバを送り込むことができるようになります。先述したように、鯛のいないレンジでいくら粘っても釣果につながることはありません。

 

画像

 

また、デジタルカウンター付きのリールには、ラインを巻き上げている時のスピードが数値で表示される機能が備わったリールが発売されています。

どのくらいの巻き上げスピードの時に鯛のアタリがあったのか、手元のスピード表示で確認できるので、その日のヒットした巻き上げスピードが目安となります。

このことから、より正確な水深(鯛のヒットレンジ)と巻き上げスピードが分かることは、釣果に繋がる大きな武器になると言えます。

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フォール時のタイラバの送り出し

 

タイラバゲームでは、鯛のアタリの取れた水深と、ヒットスピードの把握以外に、鯛がいるポイントに正確にタイラバを送り込む必要があります。

当然ながら、鯛がいないポイントにタイラバを送り込んでもアタリはいつまでも取ることはできません。

ヒットポイントまでより正確にタイラバを送り出す為には、ここでもリールの機能が影響します。

タイラバをポイントまでスムーズにフォールさせる為には、ラインの出方が重要となります。引っ掛かりなく、滑らかなフォールを実現させる為には、リールにフリー回転の軽いスプールが備わっていることが必要です。

フリー回転とは、勢いある直線スピードを生み出し、潮流などの影響をなるべく受けずに海中の水を切り分けて、狙ったポイントにタイラバを到達させることができるのです。

フリー回転の軽いスプールが搭載されたリールは、ポイントのアプローチにより正確さが生まれ、釣果のブレを最小限に抑えてくれる効果があります。

等速巻きと、パワーに関係するギヤ比

等速巻きは、タイラバゲームにおいて重要な動作であることは、既にご存じだと思いますが、その等速巻きをより完璧なものに近づける為には、ギアが関係していることをご存じでしょうか。

等速巻きは、ゆっくりとハンドルを回転させてラインを巻き上げることで、タイラバのネクタイから生み出される波動によって鯛にアタックさせます。

ゆっくりと等速で巻く為には、ハンドル一回転あたりのライン巻き取り量が少ない、低速ギアが搭載されたローギアリールが最適です。

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タイラバゲームで使用するベイトリールでは、ギア比が5.6~5.8のローギアが、最良のギア比と言われています。

ローギアのリールは、大型の鯛が掛かった時でも、十分なやりとりができる低速ならではのパワーを兼ね備えており、バラシを軽減してくれます。

高性能ドラグによる、トラブルの軽減

リールのドラグ性能には、大物が掛かった時にラインブレイクを起こさないことや、鯛のアタックからフッキングまでの間に、鯛に違和感を与えないようにする為の効果があります。

また、フッキング直後のドラグの効き始めは、ラインのスムーズな滑り出しをアシストする重要な役割を果たします。このことから、性能の高いドラグはタイラバゲームにとって必要不可欠な機能と言えます。

不意の大物でのラインブレイク対策に、通常よりもドラグを緩めておけば、高性能なドラグでなくてもいいのではないかと思う方がいるかも知れませんが、ドラグは緩めすぎると、フッキングや巻き上げ時に、トラブルが発生する可能性が高くなります。

そのような事態に陥らない為にも、ドラグの効き始めから、滑らかにラインを送り出してくれるバランスの取れた高性能のドラグが必要で、釣果を左右すると言えます。

まとめ

タイラバゲームは、リール性能によって釣果を大きく左右します。
リールの巻き上げスピード、アタリの取れた水深、アタリの取れたポイントが把握できなければ、いつまでも鯛の釣果は低迷を辿るのみです。

ここに挙げたポイントを外さない性能を兼ね備えたリールでタイラバに釣行すれば、より多くの真鯛のファイトを楽しむことができ、隣のアングラーと差をつけることも可能となるでしょう。

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