【ダイワやシマノのリール】リールの数字、アルファベットの見方とは?

仕掛け、タックル

毎年ニューモデルが出る、ダイワやシマノの高機能リール。
釣具屋の店員も、しっかり説明出来るよう勉強しなければなりません(^_^;)

そこで今回は、初心者や中級者にはとてもわかり辛い、リールの番手とそれに付随するアルファベットの見方について解説します。
(ダイワ:2506Hとか、シマノ:C2000とか)

数字はリールの大きさを、アルファベットはそのリールの特性、仕様を表します。
ダイワとシマノで、その表記に違いがありますよー(^^)

【ダイワやシマノのリール】リールの数字、アルファベットの見方とは?

リールの表記説明:ダイワ編

ダイワのリールの表記順は

名前+数字+英語

数字はリール本体の大きさ、英語はそのリールの特色を意味しています。

例えば

フリームス2500であれば、大きさが2500番。
フリームス3000であれば、大きさが3000番という具合です。

厄介なのが、
フリームス2506やフリームス2508。
大きさの表示が中途半端と思いませんか?
この数字の見方は、どちらも大きさは2500番ですが、
最後の数字はラインの巻き量を意味しています。
フリームス2506: 6ポンドのナイロンラインを100m
フリームス2508: 8ポンドのナイロンラインを100m

それでは次に、数字の後にアルファベットがあるときの表記の意味を解説します。

【C】コンパクト

コンパクトボディのC。
リール本体の大きさがひとつ前のリールと同じという意味です。

例:ルビアス3000-C

この場合はルビアス3000よりも1サイズ小さい、2500番と同じボディサイズという意味。
つまり、コンパクトボディながら、少し太めの糸が巻けますよってことですね!

【H】ハイギア

これは簡単、ハイギアですね!
ハイギアとは、リールのハンドル一回転当たりの糸の巻取り量が多いこと。


レブロスLT2500S:75㎝
レブロスLT2500S-H:79㎝
(一回転当たりの糸巻き取り量)

レブロスの場合、同じ2500番でもハイギアとノーマルタイプで一回転当たり4㎝の差があります。

【F】フロロカーボンモデル

フロロカーボンラインのF、つまり、フロロカーボンライン専用モデル。
「フロロカーボン専用は何が違うの?」って思いますよね。

実は、ラインローラーやスプールがフロロカーボン設定になっています。

ラインによってここまでするとは…;^_^A

例:イージス2003F-H

大きさは2000番、3ポンドのフロロカーボンラインを100m巻ける、ハイギアタイプのリール。

【PE】PEラインモデル

PEライン専用の、浅溝のスプールタイプ。
そのため、太めのナイロンラインを長く巻くことが出来ません。
PEラインを使うエギングやジギング専用リールに記載されてます。

例:エメラルダスMX2508PE

大きさは2500番、0.8号のPEラインを150m巻けるリール。

【DH】ダブルハンドル

ダブルハンドル。
主にスピニングリールの場合記載されます。
ダブルハンドルのメリットは、ハンドルを直ぐに掴めること。
シングルだとハンドルの重さで勝手に回転してしうことがありますが、ダブルハンドルではその心配もありません。

例:イグジストLT 2500S-DH

大きさは2500番、0.6号のナイロンラインを200m巻けるシャロータイプ(浅溝)、ダブルハンドルのリール。

【HD表記】ヘビーデューティー

セルテートにラインナップされています。
HDの意味はヘビーデューティー。
ボディがワンパーツで作られているため、ビスの必要がなく海水の侵入を防ぎます。
ギアも大口径化されているので、パワフルな釣り(オフショアや、ヒラスズキなど)に向いてます。

例:セルテートHD3500H

※HDは、数字の前に表記されます。
大きさは3500番、ハイギアタイプ、ヘビーデューティーのリール。

【LBD】ドラグ付きレバーブレーキ

磯用スピニング、最近ではシーバスにも採用されてるドラグ付きのレバーブレーキ付きリリール。
昔は、ドラグ機能のないLB表記のものもありましたが、現在はすべてドラグ付きのようです。

例:インパルト2500H-LBD

大きさは2500番、ハイギアタイプ、ドラグ付きレバーブレーキ付き。

リールの表記説明:シマノ編

シマノのリールの表記順は

名前+数字+英語

数字はリール本体の大きさ、英語はそのリールの特色を意味しています。

ダイワとほぼ同じですが、Cだけ、数字の前に表記されます。
シマノはダイワのように、数字の末尾でラインの巻取り量を表示しないので、すっきりしています。
それでは、数字の後に(Cのみ前)アルファベットがあるときの表記の意味を解説します。

【C】コンパクトボディ

ダイワと共通、コンパクトボディの意味です。
ひとつ前の番手と同じ、ボディサイズになります。

例:ストラディックC3000

1サイズ小さい2500番のボディー、スプールが3000番。

【S】シャロースプール

シャロースプールのこと。
主に、PEラインを使う釣り向き。
エギング、アジングなど細めのライン対応のスプール搭載。

例:ストラディック2500S

ボディサイズが2500番、シャロースプールタイプ。

【PG】パワーギア

パワーギアのこと。
負荷が掛かっても難なく巻き上げる事が出来るため、ロックフィッシュ、オフショアのジギングに最適!

例:ツインパワー4000PG

ボディサイズが4000番、パワーギア搭載。

【HG】ハイギア

ハイギアのこと。

例:ステラSW8000HG

ボディサイズが8000番、ハイギア。

【XG】エクストラハイギア

ハイギアよりも更にギア比が高いこと。
過酷な状況下での釣り(磯のヒラスズキや青物など)で有利になります!
荒瀬でのファイトも、瀬に持って行かれる心配が激減。

例:ステラSW4000XG

ボディサイズが4000番、エクストラギア。

【HGM】ハイギア、ミディアムスプール

MはミディアムスプールHGがハイギアということ。
特性としてはPEラインや細いラインを下糸を巻かずにセッティング可能というところですかね。
浅溝よりも深い、ちょうど真ん中のミディアムと考えて良いでしょう。

例:ステラ3000MHG

ボディサイズが3000番、ハイギア、ミディアムスプール。

【DH】ダブルハンドル

ダブルハンドルのこと。
ダイワと共通の表記は助かります(^^)

例:ナスキーC3000DH

ボディがワンサイズ小さい2500番のコンパクトボディ、スプールは3000番、ダブルハンドル。

まとめ

リールの表記は、中級者でも普段使わないものだとその意味を簡単に理解できないものです。
様々なラインナップの中から、自分の目的に合致するリールを選びましょうね!