尺鮎を狙うにも荒瀬からトロ場までポイントのバリエーションは様々です。
販売されている、対大鮎専用の針はどれも太軸で、号数規格は10号前後までラインナップされています。
大鮎専用設計でなくても、8号クラスでも尺鮎は獲れるかと思いますが、大袈裟で大きすぎると感じる専用針はトラブル無く、掛けた魚を確実に獲る事を前提に作られています。
さらにここでは「大鮎」ではなく、「尺鮎」という観点からおすすめの針をご紹介したいと思います。
《2015年秋》尺鮎狙いにおすすめの針Best3
第1位:がまかつ/大鮎 要
この針は、摩擦抵抗低減加工・ナノスムースコートが施された針で、10号で軸径0.64mmと太軸設計にも関わらず、刺さり性能が高い製品です。
素材には高靭性(粘り)のあるT1が採用されており、急瀬〜荒瀬の中でのパワー勝負でも高弾力性に優れ折れにくくなっています。
尺鮎狙いでは、折れるより伸びる方、つまりどんなに太軸でも、弾力性が高い方が優れていると考えられています。
第2位:タックルインジャパン/レインボーアユ・バージョンH
8.75号で軸径0.57mm、9.75号で軸径0.60mmと軸の太さ、号数規格ともに対尺鮎設計になっています。
これだけ太軸なのにも関わらず、針先にかけてロングテーパー設計で刺さり込みは良く、形状から高キープ力とも言えます。
もう1点注目すべきは、他メーカーよりも深くねむったシワリ形状です。太軸の針はとにかく重く針先が石に当たる確率が高くなりますが、この形状により針先は少なからず守られ、千載一遇のチャンスがより増えるのではないかと考えています。
第3位:オーナーばり/改良トンボ
すべての尺鮎が急瀬や荒瀬で釣れる訳ではありません。
終盤になれば鮎の付き場も変わってきますし、立ち込みに自信のない方や、あえてトロ場を選択する方も多いはずです。
泳がせ釣りがメインになると、針の軽量化は尺鮎狙いでも軽視できない要素となります。
また、ポイントと竿のバランスを考えれば、針自体のパワーはそれほど必要なくなります。
この針は他の大鮎針に比べれば線型が細く、シワリ形状でありながら針先がストレートになっているので、早掛けにも優れていると言えそうです。
尺鮎を釣りたい!
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