これから秋にかけてハイシーズンを迎えるタチウオは、海面で綺麗な輝きを放つボディのシルバー色と、刀のような形状の魚体をしていることからサーベルフィッシュとも呼ばれています。食べて美味しいのはもちろんのこと、パワフルな引きやゲーム性の高さから、近年ルアー釣りで人気の釣魚種です。
そんな魅力たっぷりのタチウオの特徴や習性についての解説と、人気のルアーをランキングで紹介します!
2018年秋、ショアタチウオにおすすめのルアーベスト8
タチウオの特徴や習性とは
タチウオは、夏から秋ごろにかけてショアからルアーで狙うことがことができます。夜行性で夕方から暗くなる頃接岸し、夜から朝まずめにかけてが狙い目です。
オフショアターゲットの中でも独特の習性をもつタチウオは、主にイワシやアジなどの小魚やイカなどの甲殻類を捕食しながら群れで回遊します。
また、時合(じあい)が非常に短いのが特徴です。運良く群れがまとまって接岸している時は比較的長く釣れ続けることもありますが、ごく稀な話です。
ショアタチウオに有効なルアーとは
タチウオは光を好む習性をもっており、キラキラ光るジグや、ラメ・グロー(夜光)系ワームが有効と言われています。ワームの場合は、タチウオの鋭い歯で直ぐにボロボロになることがあり、途端にアタリが激減してしまうことがあります。高頻度のワームの付け替えは時合の最中、タイムロスになることがある為、耐久性を考えると手返しの早いジグの方が実際に釣る時間は長くなります。このことからも、時合のチャンスを逃さない必須ルアーはジグと言えますが、ワームのみに反応する場合も多々あるので、兼用で準備しておくことをおすすめします。
次に、タチウオに有効なジグとワームの選び方について解説します。
●ジグの選び方
まずジグの選び方ですが、筆者の経験上とくに素材には拘る必要はありません。ジグは日中と夜間で使用することが多いので、シルエットが小さくて比重のあるジグが良いと思います。日中帯のタチウオは主に沖の深場でじっとしていることが多く、キャストの際にジグでしか届かないエリアがポイントになります。そのため飛距離重視のジグを選ぶことが大切です。
夜間も同様に夕マズメの時合を過ぎると、接岸していたタチウオは次第に沖の方の深場へと移動します。日中に比べると岸寄りの深場と言えますが、それでもジグでしか届かない場所、広範囲に手返しよく攻めるのにジグは必要不可欠です。
●ワームの選び方
マズメ時はタチウオが接岸しています。このとき手返しのよいジグでもよいのですが、専用ワームをジグヘッドに装着したワインド釣法もおすすめです。独特の波動を生み出す形状の専用ワームには、光に反射しやすいラメ入りや長時間発光する素材のものが使用されています。ジグで狙っていて、アタリが頻発するのに針に掛からなかったり、やりとりの最中にバレてしまったりする場合はワインド釣法に切り替えてみましょう。
では以下に、ショアタチウオにおすすめのルアーをランキングで紹介します。
[amazonjs asin=”B00JRT99KW” locale=”JP” title=”メジャークラフト ルアー メタルジグ ジグパラ ショート 20g #1 イワシ JPS-20″]
第1位 シマノ サーベルチューン ワンピッチ 02T パープルゼブラグロー
シマノ メタルジグ サーベルチューン ワンピッチ 02T JT-S10Q ルアー
サーベルチューンワンピッチは、タチウオジギングの基本テクニックであるワンピッチジャークに特化したジグで、底取りが速く狙ったレンジにいち早く送り込むことができます。また、ジグのサイドフラット形状が切り返しの速いバックスライドフォールでベイトのパニックアクションを再現してくれます。まさにタチウオを釣るための専用ジグです。カラーは8色と充実のラインナップ。
第2位 オーシャンルーラー ガンガンジグⅡ パープル
重心がセンターにあるセンターバランス設計のジグで、アクションのみならずフォール中でもバイトが狙える優れものです。またボディは360°アピールできるようにボディの両面に反射面が設計され、アピール力を最大限にまで高めています。シチュエーションによって選択できるようにカラーバリエーションが多彩で、オールマイティーに楽しむことができます。
第3位 オンスタックルデザイン タチウオワインドセット
オンスタックル タチウオワインドセット(oz-950264)
タチウオでワインド釣法を始めたい方におすすめのワインドセットです。「ZZヘッド」と「マナティ」の鉄板の組み合わせがセットになっています。さらにアシストフックやワイヤーリーダー、ケミチューンなど必要なものが全て入っているので、すぐにワインドができるようになっています。ワインドに慣れてきたら、同社が発売している他のマナティを試してみるのも面白いと思います。これからタチウオにチャレンジしてみたい初心者の方に是非ともお試してほしいワインドセットです。
第4位 オンスタックルデザイン マナティーピンテール90
ベイトが小さい時、針掛かりが良くない時に有効なマナティーピンテール90。ボディ全体に施されている深めのリブとピンテールの相乗効果によってフォール中にタチウオを誘います。多彩なカラーバリエーションがラインナップされているので、複数揃えておくと心強いアイテムとなります。一度は試す価値ありのルアーです。
第5位 メジャークラフトジグパラブレード ブルーピンク
メジャークラフト ルアー JP ジグパラ ブレード ブルーピンク
あらゆるフィールドに対応するクオリティの高いジグ。思いっきり遠投して、ただ巻くだけでターゲットの捕食スイッチにアピールしてくれる優れものです。タチウオだけでなく、あらゆるフィッシュイーターが狙えます。巻き抵抗をほどよく抑える設計で、水中での浮き上がりを抑え、レンジをしっかりとキープしてくれます。ショアジギングモデルで5層高強度塗装が採用されコーティング技術も長けてるので、根やテトラの入った場所でも安心してリフト&フォールができます。
第6位 DUEL YO-ZURI ブランカタチ魚SPゼブラ グローダークパープル
[amazonjs asin=”B00NM26OGW” locale=”JP” title=”YO-ZURI(ヨーヅリ) メタルジグ ルアー ブランカ タチ魚SP ゼブラ 200g 135mm ゼブラグローダークパープル ZLDP”]
メリハリのあるゼブラ模様が大型タチウオのを刺激します。タチウオジギングで実績のあるカラーをラインナップし、ゼブラカラーで強烈にアピールします。タチウオ専用のハイアピールジグでさらなる釣果UPが大いに期待できるルアーです。
第7位 DUEL YO-ZURI ブランカGR
[amazonjs asin=”B0053JVOAS” locale=”JP” title=”デュエル(DUEL) メタルジグ ルアー ブランカ (ジグ) 60g GR F285″]
高反射ホログラムシートを採用したジグ。反射光を生むクラッシュレーザーシートで武装し、シャープな操作性と高い集魚力が最大の特徴と言えます。本格バーチカル&スイミングジグの実力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。タチウオに抜群の効果を発揮するブランカをまずは手にしてみることをオススメします。
第8位 シマノ オシア スティンガーバタフライ センターサーディン タチコシルバーグロー
[amazonjs asin=”B01EE3DOQU” locale=”JP” title=”シマノ(SHIMANO) メタルジグ オシア スティンガーバタフライ センターサーディン 130mm 160g タチコシルバーグロー 64T JT-716L ルアー”]
潮に馴染むような動きは、控えめの水平フォールがセンターサーディンの最大の魅力。ジャークでも細かく首を振る程度の弱々しい動きが得意。夏から秋にかけてのカタクチイワシパターンにおすすめする必須アイテムです。
まとめ
ショアタチウオのルアーフィッシングは、喰わせやすいワームと、キラキラと光沢を放つジグが多く用いられています。手返しの良さや耐久性から近年ではジグに分があるように思いますが、勿論ワームも道具箱には必ず忍ばせておく重要なアイテムです。
神出鬼没と言われるタチウオの習性を制する者が、釣果を伸ばすと言っても過言ではありません。日中と、夜間は沖の深場に生息しているので遠投ができるジグで攻め、朝マズメ、夕マズメ時は接岸する為、活性の高い時に有効なワームで攻めるといいでしょう。マズメ時は、ハマれば誰でも簡単に釣ることができます。また泳ぎは得意ではないもののバーチカルな動きは機敏です。タチウオフィッシングはこれと言った必勝パターンがないのも事実ですが、だからこそ高いゲーム性に魅力があります。簡単なようで、そうではないタチウオフィッシングは、多くのアングラーがその奥深さに魅了されています。