サーフや、海底に砂地の混じる堤防釣りで人気のキス釣り。時期は晩春から夏、秋の落ちギスまで釣ることができます。
人気の理由は、ファミリーフィッシングでも楽しめるお手軽さと、釣ったあとのお楽しみ、天ぷらなどの美味しいキス料理ではないでしょうか。
今回は投げ釣りで狙うキス仕掛けと、釣り方、必要な道具などを詳しく解説します!
《堤防釣りの仕掛け》キス釣りの基本仕掛け
魚 | キス、ハゼなど |
時期 | 晩春から夏がメイン(秋可) |
場所 | 堤防、岸壁、砂浜 |
エサ | イソメなど |
キスの投げ釣りタックル(道具)
●投げ釣り竿
投げ釣り竿は、釣り具メーカーから発売されている本格的なものから、気軽に選べる安価な製品まで、たくさんの種類があるのが特徴です。
また、初心者やファミリーフィッシング向けの製品では、リールや仕掛けがすべてセットになった製品もあります。
プロマリン(PRO MARINE) PG わくわくチョイ投げセットDX 300 (TRS-30GS)
竿の長さはショートロッドやコンパクトロッドと呼ばれる、全長が180~300cmの製品や、390~450cmの本格投げ釣り竿が主流です。
通常の、堤防などで使用する万能竿と違う点は、ガイドの大きさと竿の硬さにあります。
投げ釣り竿は、重たい天秤重りを使用した大遠投を前提に作られている為、張りがあって硬い竿調子で、またアタリが取り易いようになっています。
ですから、サビキ竿などの胴から曲がる柔らかい竿の流用は、向いていません。なるべく、投げ釣り専用竿を準備しましょう。
●投げ釣りリール
ショートロッドやコンパクトロッドを使用した、チョイ投げ釣りではスピニングリールの2000番から3000番を。
また、本格的なキャスティング狙う場合は、投げ釣り専用リールがおすすめです。
ラインは飛距離を出す為、PEライン(0.8号~1号クラス)が主流ですが、ファミリーフィッシングなど、ライントラブルを避けたいシチュエーションではナイロンラインの3号前後でも十分です。
●投げ釣り仕掛け
OWNER(オーナー) 鈴なり仕掛キスR 3本 9-1.5-3
仕掛けは市販の仕掛けが便利です。
針はキツネ型のキス針、流線形袖針などで、2~3本の胴付き仕掛けが主流です。数釣りや手返しを考慮して選びましょう。
仕掛けもタックル同様、初心者向けに天秤オモリ+仕掛けがセットになった製品や、メーカーによって選べる様々な針形状があります。
●付けエサ
付けエサには、赤イソメや青イソメ(ゴカイ)が主流です。
生きた虫エサが苦手な方は、集魚効果のあるワームもおすすめ。
サイズやカラーなども選べて、パッケージにはジップチャックが付おり、余っても保存可能となっています。
●その他あると便利な小物
ダイワ(Daiwa) ロッドホルダー マルチロッドスタンド レッド
・ロッドスタンド
・クーラーボックス
・水汲みバケツ
・タオル等
キスの釣り方
1 針にツケエを差します。キス釣りの時は、針の長さに合わせてイソメをカットするのが基本です。ただし、1匹掛けする方が食いがよいこともあるので、状況によって試してみましょう。
2 仕掛けを投入、オモリが着底したら、糸フケを取って仕掛けをまっすぐに伸ばします。
3 ゆっくりリーリングして(1秒/1回転)、海底で仕掛けをズル引きします。
4 アタリがあったら、ワセを入れずに、リーリングを続けます。リーリングを続けることが誘いとなって、キスを本食いさせます。
こまめな仕掛け交換をしよう
キスはアタリがあってもエサだけ取られることが多く、食い込ませるのが意外に難しい魚です。そんな時は仕掛けを新しいのに交換すると、突然フッキングしだすことがよくあります。
仕掛けは根掛りも想定して、多めに準備し、いろいろな種類のキス仕掛けを揃えておきましょう。
Let’s enjoy KISU fishing
キス釣りを楽しもう!