活きたアジをエサに、泳がせてアオリイカを狙う泳がせ釣り。アジを泳がせるタナは、時間帯やポイントによって変える必要があります。
今回は時間帯やシチュエーション別に参考にしてほしい、泳がせ釣りのタナの合わせ方と目安について解説します。
《アオリイカ泳がせ釣り》アジの泳がせ仕掛けのタナは、どれくらいがよいですか?
狙うタナ、日中は海底付近が基本
アオリイカの遊泳層は海底から2m以内で、昼間はとくに海底近くに棲息すると言われています。
そのため、もっとも確実なタナ設定の方法は、ちゃんとタナ取り(水深を測る)をしてからタナ設定を行うことです(タナ取りの方法へ)。
タナ取りしたら、水深から1ヒロほど浅くするのがコツです。アジが根に潜ったり、藻に仕掛けが絡むなどのトラブルが少なくなります。
タナ取りをせずに竿出しする場合は、竿1本(5m前後)を目安にして始めましょう。
アオリイカ釣りをするような堤防のポイントは、5〜7m程度の水深がほとんどなので、竿1本にウキ止めを合わせておけば大体の場合は底付近を釣っていることになります。
ただし、海藻が多かったり、明らかに浅い釣り場で竿出しする時は、1ヒロ位から始めて、根掛かりしなければ少しずつ深くするのも良いでしょう 。
夜釣りのタナ取り
アオリイカは昼間ほど深く、夜は餌となる小魚とともに割と浮いてくる傾向があります。そのため、夜は浅めのタナを意識して探るようにしましょう。
・夜釣りの泳がせポイント・カケアガリ
足元から沖にかけてカケアガリになっているポイントは小魚が集まりやすく、アオリイカも少し沖で捕食を意識し待機している可能性があります。
藻場や岩礁が絡んでいるポイントは、さらに好ポイントです。根掛りに注意したタナ設定を心掛けましょう。
・夜釣りの泳がせポイント・外灯周り
また、外灯がある堤防は、その周辺に同じく小魚が集まりやすく、アオリイカもその小魚を意識して付近にいる可能性が高くなります。
外灯があるポイントでは、明りの明暗部が好ポイントです。タナは浅めの設定からスタートし、アタリが無ければ徐々に深くウキ止めをずらし、暗部よりに狙うようにしましょう。
満月、月夜の晩は浅タナに浮く
視覚を頼りにエサを捕食することの多いアオリイカは、満月の月灯りに活性が上がるとされています。
外灯がなく真っ暗で、外洋に面する堤防などでもアオリイカがエサとなるアジを見つけやすく、普段は竿を出さない水深のある様なポイントでも、浅タナでアオリイカが釣れる可能性が上がります。
また、満月は満潮、干潮時の潮位の差が大きくなるため、アオリイカの活性が上がるタイミングが増えます。
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アオリイカの食いが立てば、タナはあまり関係ない?
潮通しの良いポイントでは、潮の変わり目の前後など、新しい群れに入れ替わるなど、何かのきっかけで、アオリイカの活性が極端に上がる場合があります。
そんなときは、着水と同時にアオリイカがアジを抱いて横に走ったりと、タナ設定関係なくアタリが頻発します。アワセを入れるタイミングに注意して、手返しに徹しましょう。
まとめ
アオリイカの泳がせ釣りは、泳がせ仕掛けの調整やアワセ、ポイント選びも重要ですが、タナ合わせも釣果に繋がる大事な要素です。
日中の泳がせ釣り、夜の泳がせ釣り、また月夜の泳がせ釣りと、それぞれタナをポイントと合わせて意識しましょう。
アオリイカを釣ろう!
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