磯や堤防のチヌ釣りは一般的にはフカセで狙う人がほとんどですが、少ないながらもカゴ釣りで狙う人もいます。
私もその中の1人です(^^)
カゴ釣りで狙うメリットは、以下の3つが考えられます。
・フカセ釣りでは届かないポイントを狙える
・魚がスレていない
・大型の可能性が高い
これまでもカゴ釣りでチヌをたくさん釣っているので、みなさんの釣行に役立つアドバイスができれば…、と思います。
【カゴ釣り講座】身近な大物、カゴ釣りのチヌ狙いにチャレンジしよう!
釣れる時期
秋の9月〜11月、春の3月〜5月が最適期となります。
秋チヌの特徴
秋のチヌは、マキエが効くと浮き上がる傾向があります。
そのため、チヌが釣れ始めたら、少しずつタナを浅くするようにしましょう。
ハマると、数が出やすいです。
春チヌの特徴
タナは底付近、ほとんど浮き上がりません。
タナ設定がとてもシビア、何度も細かく調整しましょう。
数よりも、型狙いの一発勝負となります。
チヌのカゴ仕掛け
ウキは感度が求められるため通常で棒ウキの3〜5号、遠投時は6〜10号クラスがベストだと思います。
仕掛け図は通常用と遠投用の2種類を紹介します。
通常用 チヌのカゴ釣り仕掛け
3〜5号クラスのウキなら磯竿の2号クラスか、遠投カゴ用の2号クラスの竿がよいでしょう。
オススメの竿
宇崎日新 ロッド スーパースクエア RX ISO HD 2.5号遠投 530
数少ない2号クラスの遠投竿です。遠投タイプなのに軽量かつ大型にも対応できるバランスの取れた竿です。
オススメのリール
シマノ リール 16 ストラディックCI4+ C3000HG
ナイロンライン3号150m巻けてとても軽量なリールなのに剛性の高いHAGANEギアを搭載。ライトカゴ釣りに持ってこいの一台です!
天秤は必要無いのでヤマシタ 波止シャトル M-Nとか、ステンのカゴならストレートタイプのフタ付きなどを選びましょう。
ウキは自立タイプだと全体的に重くなるので、ライトタックルだと逆に飛ばし難くなります。
そのため、非自立タイプをオススメします。
遠投用 チヌのカゴ仕掛け
6〜10号クラスのウキなら3号の遠投の竿。
オススメの竿
ダイワ(Daiwa) ロッド 大島 3-53遠投
高密度HVFカーボンとVジョイント構造によりカゴ釣りに特化した良い竿です!
オススメのリール
ダイワ カルディア4000
ドラグの性能よし、ボディはZAION!
軽量なので、繰り返しキャストを続けても疲れにくいです(^^)
私の愛用品です。
遠投カゴ仕掛けのチヌ狙いのカゴは、マダイ釣りやイサキ釣りなどで使うタイプでOKです!
→参考 【カゴ釣り講座】カゴ釣りのイサキ狙いを教えて
こちらは天秤付きもしくは、後付けタイプを使用します。
オススメ天秤はMarufuji(マルフジ) M-063 改良カゴ釣天秤 黒 35cm。
ハリスとの絡みのトラブルも少なく使い易いです。
ウキはUMEZU(ウメズ) 遠投カゴ ボンバー 10号 2912Fがオススメ。
大型ウキの割には感度が抜群です。
通常&遠投共通
ハリスはどちらの仕掛けでも1.5号〜3号。
余り細くてもロッドとのバランスも悪いく切れやすくなるし、太過ぎても食いが悪くなります。
いくら遠投でスレてないとはいえ、太過ぎるハリスは警戒心を与えてしまいます。
自分の場合は1本バリで狙いますが、2本鈎で狙ってもOKですよ。
ツケエとマキエ
ツケエはオキアミ生、加工オキアミ、ボイルなど。
ボイルはハリ持ちも良く遠投に向いています。
エサ取りが多い時はネリエも有効です。
マキエはオキアミの生、ムギ、配合エサ(集魚剤)をベース。
通常のフカセ釣りと変わらない内容でOKです。
フカセ釣りのマキエとの大きな違いが一つ。
カゴ釣りのマキエは、混ぜるだけで、練る必要はありません。
マキエを練るとカゴから出難くなるので、注意をしましょうね!
釣り方
釣り始めの30分〜1時間くらいは同じ場所に、キャストを繰り返してマキエを効かせます。
マキエをを一点に効かせて、ポイントを作る作業がとても大切です。
チヌは他の魚に比べて、マキエの量が多いほど釣果に結びつきやすい傾向があります。
小魚が邪魔をしてもひるまずに、根気よく仕掛けを打ち返しましょう。
なお、チヌはサシエの違いでも釣果の差が出やすいことも覚えておきましょう。
→参考 【チヌ釣りの疑問】サシエの種類が多いほどよい理由とは?
後はタナをこまめに調整することが、釣果のポイントとなります。
釣れるタナをいち早く見つけましょう!
皆さんが思ってるよりもカゴ釣りでもチヌが釣れるんです(^^)
しかも自己記録を更新するようなサイズが釣れるかもしれません!
興味のある方は、カゴのチヌ狙いにチャレンジしましょうね♪