秋がメインシーズンとなるハゼ釣り。全国各地の沿岸部で、釣り初心者や入門者の方、またファミリーフィッシングでも手軽に狙える好ターゲットです。
小物釣りだとあなどるなかれ、仕掛けのバリエーションや釣り方も多く、最近ではクランクベイトと呼ばれるルアーで狙えることでも話題になっています。
今回は、ハゼ釣りのポイントや仕掛け、釣り方を詳しく解説します。
《堤防釣りの仕掛け》ハゼ、秋に数釣りを楽しもう!
ハゼの投げ釣り仕掛け
魚 | ハゼ |
時期 | 秋がメイン |
場所 | 汽水域の堤防、岸壁、川べりなど |
エサ | 虫エサ(イソメ、アオイソメ) |
ハゼは1年魚、シーズンは秋がメイン
ハゼは一年魚です。春から初夏にかけて生まれたハゼは、7月頃には10cm程度まで大きくなり、夏に釣れる小型のハゼを「デキハゼ」と言います。それ以降、水温が下がる冬にかけて、20cm級の良型のハゼを狙うことができます。
夏から秋は、水深が1m未満の水域で、海底が砂地になっているポイントがおすすめで、淡水の混じる河口域や流入域なども好ポイントとなります。
逆に外洋に面している砂浜などにはほとんど生息していないので、注意しましょう。
冬は「落ちハゼ」と呼ばれ、港内の水深のあるポイントで狙うことができます。投げ釣り仕掛けを流用し、誘いをかけながらジックリ広範囲に探りましょう。
投げ釣り、ハゼの釣り方
- エサをハリに刺します。刺し方は、2cmくらいにカットした青イソメを、針先を出してチョンがけにします。
- 仕掛けを投入、着底したらすぐにアタリが出やすいよう、仕掛けを張ります。
- 基本的には巻きアワセよいですが、時々、アワセを入れないとフッキングしないこともあります。その日の状況に応じましょう。
- ゴカイなどの活き餌が苦手な方は、集魚効果のあるワーム(疑似餌)を使う手もあります。ただし、食いが悪い時は、本物のイソメに分があるようです。
ミャク釣り・玉ウキ釣り、ハゼの釣り方
ファミリーフィッシングでお子さんがリールを使用できなくても大丈夫!上部仕掛け図で紹介した投げ釣りのほかに、ミャク釣りやウキ釣りでもハゼを狙って釣ることができます。
ささめ針(SASAME) H-101 ハゼ玉ウキ3.6m 4
3m~4.5m前後の振り出しのべ竿を準備します。
ミャク釣りの場合は、0.3号~1号のナス型オモリに、10cm程度のハリスを出して袖針を結びます。
手前から届く範囲で底を狙い、アタリがあれば瞬時に軽くアワセをいれましょう。
ウキ釣りは、エサがしっかり底に着くようタナをあわせます。
潮が早い時はウキを外して、仕掛けをミャク釣りに変えましょう。
ハゼをが釣れるタイミングと、潮の満ち引き
ハゼは、潮の満ち込みと同時に沖から接岸します。サイズも良型が先に入ってくるため、満潮前後の時間帯が時合いになります。また、干満差の大きくなる大潮も狙い目です。
釣行する時は、満潮時刻を把握して釣行するようにしましょう。
秋のハゼは浅場に集まるので、深くても1m程度の場所を選びましょう。
遠投の必要もなく簡単に釣れるので、子供連れのファミリーフィッシングにオススメです。
釣れたハゼを美味しく食べよう!
釣れたハゼは唐揚げやてんぷらにして、美味しく食べることができます。
小型の魚なので下処理が少しだけ手間ですが、病み付きになる美味しさですよ~
●10~12cm程度の小型のハゼは、ウロコと内臓を取りしっかり洗ってから水気を拭き取り、唐揚げに。
●15cm~20cmの良型のハゼは、同じくウロコと内臓を取り除き、頭を落として背開きにしてから天ぷらにしましょう。
In families, let’s go for goby fishing
家族で、ハゼ釣りへ行こう!