春の日中は暖かかったり、花粉症の薬が効き過ぎて眠くなったり…。ついついお昼寝をしてしまうと、夜に元気が出ますよね?そうだ、夜釣りへ行こう!
ちなみに春とはいえ、夜の寒い時は真冬並みに冷え込むので、防寒着を必ず持参しましょう!
《春の夜釣りのターゲット》夜更かししても釣りたい魚&仕掛けを紹介
マダイ
春になると、マダイの岸辺への回遊が活発になります。
春にマダイを狙える堤防の特徴は、以下の通りです。
- 外洋からの潮通しがよい
- 5m以上の水深がある
- 小魚がつきやすい
マダイは潮止まり前後にアタリのある傾向が強いので、最低でもその時間帯の2時間前には竿出ししておきましょう。
早めにマキエを効かせておけば、時合いでのマダイの寄りがとてもよくなります。
春の夜のマダイ狙い、カゴ釣り仕掛け
タナ設定の基本は底を切る程度が基本です。ツケエを取られたらタナを浅くして、残ったら深くします(根掛かりしない程度に)。
ちなみに、マダイはマキエが効くにつれてだんだんとタナが浅くなります。型が大きくなるほど、浅く浮く傾向が強いです。
使用するマキエの選択
カゴ釣りで使用するマキエはボイル、オキアミ、集魚剤の3通りが一般的です。それぞれの特徴について説明をします。
- ボイル
比重が軽いので、中層を漂います。そのため、ボイルを使うとマダイが浮きやすくなります。釣り人によっては、水に浸した押し麦も混ぜて使用します。押し麦は安く、視覚効果がとても高い特徴があります。 - オキアミ
ボイルに比べると比重が重いので、沈むスピードが速いです。潮の流れがとても速い釣り場に向いています。 - 集魚剤
集魚剤はマキエを安くカサ増しできるし、匂いや粒などの成分がマダイを寄せるのにとてもよく効きます。ただし、小魚が集まり過ぎることがあるので、注意して使いましょう。
釣り方のコツ
リールは常に、オープンベールにしておいて、潮の流れに合わせて糸を送って、潮下へ仕掛けを流しましょう。
シーバス(スズキ)
冬場は深場へ避難していたシーバスは、春一番が吹き始める頃から岸辺へ回遊します。その頃の岸辺周りにはシーバスのエサとなる、たくさんのバチ(イソメなど)やベイトフィッシュが群れで棲息しています。そのため、シーバスを狙う時はベイトの種類を見極めて、ルアーを選択するようにしましょう。
春のシーバス狙いのポイントは湾奥の河川や運河など、ベイトの多そうな場所を選びましょう。
チヌ(クロダイ)
春は産卵のために大型の個体が岸辺に回遊するので、自己記録更新を目論む、大型チヌ狙いの釣り人の鼻息が荒くなります。
この時期のチヌは卵を持っているせいか警戒心がとても高く、簡単には釣れません。時合いは短いし、食い込みが浅くてアタリが小さいので、根気と技術が必要とされます。
ちなみに、春のデカバンシーズンはルアーマンにとっては残念なことに、疑似餌への反応がよくありません。
春の夜釣りを楽しもう!
つりトップ