エギの投入、アクション、アオリイカとのファイトなど、重要な役割を担うPEライン。その適性号数とは?
アオリイカのエギング、PEラインの適性号数とは?
エギングにPEラインが合う理由
PEラインは細くて強い、伸びないメリットがあります。
細くて強い
太さで比較すると、ナイロンラインのおよそ4倍弱もの強度があります。
そのため、同じ強度の場合、PEラインはナイロンラインの「4分の1」の太さで使用することができます。
その結果、空気抵抗の少ない細糸を使用できるので、遠投性能が高まります。
遠投性能が高まるから、広範囲を探れて、よりたくさんのアオリイカにアプローチができます。
糸が伸びない
ナイロンやフロロカーボンは糸が伸びますが、それらに比べると、PEラインはほぼ伸びないと言っても過言ではありません。
糸が伸びないことのメリットは、アタリが出やすいこと、糸が伸びない分だけアワセがしっかり入ること。
これらは、遠投で探るほどその差は顕著になります。
0.6号 or 0.8号? FGノットが分かれ目
エギングのPEラインは0.8号が基準でしたが、近年は0.6号を使用されている方がかなり増えていると実感しています。
0.8号から0.6号に替えてみると、遠投と感度が別次元と感じられるほどアップするので、釣果も間違いなくアップします。
それでは、なぜ、これまで0.8号が推奨されていたのに、0.6号が増えているのか?
その理由は、PEラインの強度アップ、アングラーのスキルアップが考えられます。
PEラインの強度アップ
一昔前に比べると、PEラインの結束強度と引張強度は、かなりアップしています。
それに加えて、リールのドラグ機能もより精密になっているので、細糸でも安心してアオリイカを狙えるようになっています。
アングラーのスキルアップ
エギングが一般化して20年弱くらいでしょうか?
その間のアングラーのスキルアップは目まぐるしく、細糸での釣り方も進化しています。
具体的な釣り方の進化は、細糸に合わせた柔軟なエギングロッドやリールのドラグ設定によるタックルバランス、無理に引っ張り合わないアオリイカとのファイト、PEラインを岩肌に触れさぜずに上手くエギをアクションするテクニックなどが上げられます。
FGノットができれば0.6号推奨
これまでの記述から、エギングアングラーにはFGノットを推奨しますが、一つだけ条件があります。
それは、FGノット(もしくは、それ以上の結束方法)を釣り場でスムーズに行えること。
エギングはどんなに気をつけていても、ラインブレイクは必須。
その度の結び替えで手間取っていたら、釣る時間が少なくなって、時合いを逃してしまう危険もあります。
特に、0.6号以下のPEラインを使用する時は、ライン同士の結びが重要。
電車結びの方にはこれまで通り、0.8号を推奨します。
私の知人の中には、0.3号のPEラインを使用している方も少なくありません。
ちなみに、0.3号でのエギングは、異次元レベルで釣れるそうですが、ケアすることがたくさんあり過ぎて、あまりオススメできないそうです。
まずは、冷たい風の吹く中で、FGノットを短時間でできるようになるのが先決ですね!