サーフのヒラメ釣りでは、どうしても時化で竿出しすることがあります。
特に多いのが、秋の終わりから春先です。
しかし、そのような状況でも攻略法を抑えておけば、ヒラメをヒットに持ち込むことができるようになるはずです。
今回はサーフのヒラメ狙い、時化の攻略法について解説します。
サーフのヒラメ、時化の攻略法とは?
時化のタックルセレクト
時化では、風と波に負けないタックルセレクトが必要になります。
参考タックル例
・ロッド:9.6ft以上のミディアムクラス
・リール:3000番のハイギアスピニングリール
・ライン:PE1号程度
・リーダー:20ポンド程度
風や波を上手く避けながらルアーを操作できる、長めのロッドが必須。
また、長めのロッドはロングキャストができるので、立ち込みも必要最低限に済ませられます(安全面でも優位)。
風波が強い時はキャストミがも多くなるので、そういった時に素早くカバーリングできるハイギアのスピニングリールがおすすめ。
ラインはロングキャストと風の抵抗を考えて、細めのPE1号程度。
リーダーは波打ち際で打ちつけられることが多くなるので、20ポンド程度を使っておくと強度面で安心できます。
時化の装備や注意
時化ではタックルセレクトと併せて、安全対策のための装備も重要です。
特に重要な2点を紹介しておきます。
偏光サングラス
目の保護をするために重要なものです。
舞い上がった海水や砂が目に入らないようにするため、またルアーなどから目を保護するために装備するようにしましょう。
時化た日は光量が少ないので、明るいブラウンやイエロー系のレンズを選ぶとよいでしょう。
ライフジャケットとウェーダー
時化に限らず、サーフのヒラメ釣りでは、ライフジャケットとウェーダーは必ず装備するようにしましょう。
ライフジャケットは収納場所が多いものを選ぶようにすると便利です。
また、時化では突然大波が襲いかかって来ることがあるので、なるべく海中に立ち込まないようにしましょう。
サーファーを避ける
時化のサーフには、たくさんのサーファーが集まります。
そのため、誤ってサーファーに向かってルアーを投げないためにも、サーファーのいる場所は絶対に避けましょう。
ちなみに、サーファーがいるサーフはハイプレッシャーなので、無理にサーファーの間を狙っても釣果を期待できません。
時化のヒラメ攻略法
波をよく観察する
時化気味の時は波をよく観察してキャストするようにしましょう。
まず、波はある程度同じような立ち方を繰り返してサーフに打ち寄せてきます。
これを「セット」と呼びます。
大抵の場合ですが、時化気味の時でもよく波を観察すると、波があまり立たないタイミングがあります。
この波があまり立たないタイミングに、ほとんどのヒラメが捕食を行います。
このタイミングを狙ってキャストすることが、時化の攻略法の基本となります。
次に、時化は強い離岸流を生み出します。
離岸流はサーフのヒラメ狙いの好ポイントなので、必ず狙うようにしましょう。
特に狙うべきポイントは、離岸流の両端です。
離岸流の両端は、最初にベイトが流されてくる場所であることと、地形変化が大きくヒラメの通り道ともなりやすい特徴があります。
波の立ち方をよく見て、離岸流の端を見極めて狙いましょう。
重たく、水をよく掴むルアー
時化では重たくロングキャストができて、水をよく掴んでアクションするルアーを使いましょう。
下記におすすめのルアーを紹介します。
シンキングタイプのリップ付きミノー
できるだけコンパクトなボディーのもので、30g程度のウエイトがあるものが使いやすいでしょう。
タイミングを見てキャストしても波に揉まれてしまうことも多いため、固定重心タイプのものがおすすめです。
メタルバイブレーション
ウエイトがあるので遠投でき、引き抵抗も大きいので時化気味の時に扱いやすいルアーです。
ボトムまで沈めてからリトリーブするとよりルアーの操作感を失うことなく釣りができるので覚えておきましょう。
スプーン
遠投性能もさることながら、時化気味の時でもゆっくりと誘うことができるルアーです。
ルアーのアクションを感じながらゆっくりリトリーブし、時折ロッドを煽ってヒラ打ちさせてヒラメを誘いましょう。
特に強い離岸流と相性がよく、流れに乗せてアクションさせるようにするとよいでしょう。
まとめ
時化気味の時のヒラメ攻略についてまとめると、
・風と波をかわしつつ操作でき、遠投できるタックルを選ぶ
・安全対策のため、偏光サングラス、ライフジャケット、ウェーダーを装備する
・サーフィンをしている人がいるところは避ける
・波のセットをよく観察する
・重たくて、よく水を掴むルアーを使う
時化気味の時でも攻略法を押さえておくことで、ヒラメをヒットさせることができます。
今回の記事を参考にして、ぜひ時化気味の時のサーフヒラメを攻略してみてくださいね。