タイラバ初心者、タイラバの釣り方を教えて!

タイラバ
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タイラバはシンプルなタックルで真鯛釣りにチャレンジできるとして、近年絶大な人気があるルアーフィッシングです。一見してタイラバを巻き上げるという単純な動作ですが、巻き方やパターンを知っているのと知らないのでは釣果に差が出ます。

今回は、基本的なタイラバの釣り方の基本を詳しく解説します。

タイラバ初心者、タイラバの釣り方を教えて!

タイラバの釣り方の種類

タイラバの釣り方には、2種類の釣り方があります。それは、「乗せる」と「掛ける」です。
タイラバの基本は「乗せる」で、アングラーが鯛のアタリに対してアワセを入れるのではなく、向こうアワセで鯛の方からフッキングしてもらう釣り方です。
「掛ける」釣りは、アタリを感じたらしっかりと針かかり(フッキング)させる釣りです。「乗せる」とは対照的に攻めのタイラバで、まさにルアーの醍醐味と言えると思います。

タイラバ入門者は、まずは乗せる釣りから習得し、「乗せ」で感覚が養えたら、掛ける釣りで攻めるタイラバを楽しむことをおすすめします。

タイラバの王道は「乗せ」の等速巻き

「乗せ」のゲームは、タイラバ釣りの王道テクニックと言われる等速巻きができるかできないかで、その日の釣果を大きく左右します。
アングアーの多くは乗せのタイラバゲームを楽しんでいると思いますが、どのようにして「乗せ」の基本となるテクニックの等速巻きを行うのか説明します。

●等速巻きとは

乗せるタイラバゲームは、タイラバを海中にフォールさせ、着底したら一定の速度で巻き上げます。同じ速度で巻き上げるので、等速巻きと言います。乗せは、この動作を繰り返し行います。
乗せで大事なことは、最初から最後まで「等速に巻き上げる」ことです。等速巻きは、タイラバがスムーズにブレのない一定の姿勢で巻き上がることが重要です。
巻き上げ時に、ネクタイから出される一定の波動がベイトが放つ波動と近くなると言われており、それを察知した真鯛がアタックしてきます。

他の魚に捕食されそうになったベイトが逃げる際、一定速度で逃げるのですが、その時に放つ波動というものを真鯛は記憶しているのです。
タイラバはベイトが逃げる時の一定の波動を再現することで、真鯛がアタックしてくると考えられています。このことから、等速巻きが王道テクニックとされているのです。

逆を言えば、等速で巻き上げないとタイラバ自体の動きに変化が生じて波動が途切れ、ベイトが放つ波動とは異なってまいます。真鯛が鯛が違和感を覚え、タイラバにアタックしてこないのです。

実際にタイラバで等速巻きをしていると、海中ではタイラバの動きが目にみえないので、本当に等速巻きになっているのかイメージし難いと思います。そこで、等速巻きができているかの判別方法について解説します。

●等速巻きの見極め方

等速巻きの見極めは、ロッドの穂先を見ることです。
等速巻きが正しくできている場合は穂先がテンションを保ったまま微動だにせず、止まっています。逆に、等速巻きができていない場合は、穂先がお辞儀をしているかの様に上下に振れています。
常に穂先をしっかりと見て、止まっている事を確認して下さい。

●ロッドの構え方

穂先にブレを生じさせない為には、ロッドの構え方も重要になります。
ロッドはロッドエンドを脇に挟んで固定します。固定が甘いと穂先にブレが生じる為、注意が必要です。リールは、手のひらで軽くロッドと一緒に握ります。
リールの回転速度は慣れると一定に巻くことができますが、最初のうちは速度がカウンターに表示されるベイトリールを使用すると速度を数字で確認できるので分かり易いと思います。
ロッドの握り方と穂先を意識して「乗せ」のタイラバを楽しみましょう。

タイラバでも「掛け」で攻める

 

「乗せ」のタイラバに一通り慣れたら、ルアー(タイラバ)を動かして掛けてみたくなるものです。また、等速巻きを行ってもアタリが無い時にも、「掛け」のタイラバで攻めてみることをおすすめします。攻めのゲームで掛けた真鯛の喜びはまた格別です。

「掛け」のタイラバは、タイラバをフォールさせている途中で、鯛がアタックしてきたら、フォール速度を少し遅くして、鯛が捕食する時間を作ります。
ゴツゴツと本アタリを感じた時に一気にロッドを振り上げてフッキングさせます。
掛けでフッキングしたら、乗せよりもしっかりとフッキングしているので、バレる事が少なく、鯛とのファイトを存分に楽しむ事ができます。

掛けのタイラバゲームでは、繊細なアタリを感じて、タイミングを計って一気にフッキングさせるので、高感度である「掛け」仕様のロッドや、リールを揃えておく必要があります。

まとめ

タイラバゲームには「乗せ」と「掛け」の2種類の釣りの楽しみ方があり、タイラバでは「乗せ」のスタイルが基本となっています。
また「乗せ」は、誰もが楽しめる手軽さがあり、タイラバ初心者の方は「乗せ」の釣りから初めて、まずはタイラバの魅力を存分に感じて下さい。
「乗せ」の基本は「等速巻き」です。等速巻きができないと鯛は直ぐに違和感を覚えてタイラバにアタックしてきません。

初心者の方は、等速巻きの鉄則であるロッドエンドを脇でしっかりと固定する事、穂先が上下にブレていないかしっかり確認しましょう。
できれば、デジタルカウンター付き専用リールを推奨します。巻上げスピードが一定の数値を示しているかを確認できれば、等速巻きのテクニックを早く収得できます。
最後に、等速巻きを制する者は、タイラバゲームを制するのです。

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