シーバスに使われるルアーってたくさんの種類がありますよね。
細長かったり、平べったかったり、「どんな動きをするのだろう?」と釣具店で見てるだけでもいつもワクワクします。
でも、これだけたくさんの種類があるとシーバス初心者にとってはどれをどう使ったらよいのか分からないのでは?
私もシーバス初心者の頃は分からなかったので、その不安な気持ちがよく分かります。
そこで今回は、シーバス初心者のあなたに向けて、シーバスのルアーの種類と使い分けについて解説します!
文末にはソルトルアーを長年楽しんでいる私からあなたに向けて、おすすめのルアーを紹介しているので最後まで読んでくださいね!
【シーバス初心者】わかりやすく解説、ルアーの種類と使い分けとは?
シーバス狙いのルアー、メインは8種類
シーバス狙いの主なルアー
・ミノー
・シンキングペンシル
・トップウォーター
・バイブレーション
・メタルバイブレーション
・スピンテールジグ
・メタルジグ
・ワーム
これらを上手く使い分けることが、シーバス入門の第一歩です!
ミノー
シーバス釣りの基本ともいえるルアー。
細長いシルエットで、いかにも小魚といった形をしています。
ミノーにはリップが付いているものと付いていないものがあります。
リップが付いていないものは、リップレスミノーと呼ばれます。
形に多少の違いはありますが、使う場面や使い方は同じと考えて大丈夫です。
ミノーを使うおすすめポイントは、
- 河川
- サーフ
- 磯場
このように、ミノーは基本的に浅い場所で使います。
使い方は、ただ巻きが基本。
それだけで、小魚が泳ぐようなアクションをしてくれます。
シーバスは流れがあるときに活性が上がりやすいのですが、そういったときに流れに対して上流、もしくは横切るように投げて巻いてくると比較的シーバスが喰いついてきやすくなります。
シンキングペンシル
細長い形状で、小魚やゴカイを模したルアー。
なにもしないと沈みます。
重量があり、空気抵抗が少なく飛距離が出ます。
ミノーと同じように使い方はただ巻きが基本。
ミノーよりおとなしい、ナチュラルな動きでシーバスを誘います。
シンキングペンシルが力を発揮するのは、、
- プレッシャーが掛かっているポイント
- バチ抜けのシーズン
- ベイトがサヨリやイカのとき
大きくアクションするルアーでシーバスの反応が渋いときに、シンキングペンシルが有効です。
特にバチ抜けのシーズンは、シンキングペンシルにしかバイトしないことが多々あります。
※バチ抜けとはゴカイの産卵行動のことです。春先にゴカイが砂から抜け出してきて、水中を漂うのですが、これがシーバスにとって良いエサとなります。この状況にはゆらゆらとアクションするシンキングペンシルが有効です。
トップウォーター
水面でアクションさせて使うルアー。
シーバスが水面を飛び出してバイトしてくるので、視覚的にも楽しめます。
トップウォーターにはペンシルベイト、ポッパー、スイッシャーといった種類があります。
どのトップウォーターにおいても、ロッドを動かして水しぶきを上げながら動かしてくるのが基本です。
トップウォーターを使うおすすめの状況は、
- シーバスがボイルしているとき
- 小魚が水面近くに多くいるとき
- 秋の荒食いの時期
シーバスが水面近くを意識しているときは、他のルアーでは釣れなくても、トップウォーターに反応することもあります。
また、私は秋の荒食いの時期にもトップウォーターをよく使います。
トップウォーターはルアー自体にボリュームがあるものが多いので、冬に備えて荒食いする秋のシーバスに有効だからです。
意外かもしれませんが、シーバスにラインの存在や水切り音を知られづらいため、プレッシャーの高い釣り場対策としても使うことがあります。
バイブレーション
ミノーと並ぶシーバス釣りの基本のルアー。
シーバス初心者に、まずは使っていただきたいルアーです。
引っ張ると細かく震えるので、この名前が付いています。
細かい波動が、シーバスにアピールします。
平べったい形状をしているので飛距離が出やすく、また、引き抵抗も少ないので広い範囲を効率よく探ることができます。
バイブレーションを使うおすすめの状況は、
- 水深がある場所
- アジやコノシロがベイトの場合
- ボートシーバス
使い方はただ巻きでよいで。
その時に、巻くスピードを速くしたり遅くしたりすることによって、シーバスにバイトさせるチャンスを与えるようにするのがおすすめです。
メタルバイブレーション
金属プレートにウエイトが付いたルアー。
バイブレーション以上に飛距離が出て、水中でよく動き、波動もよく出ます。
使い方はバイブレーションと同じように、ただ巻きが基本。
状況によっては、リフト&フォールが効くこともあります。
メタルバイブレーションを使うおすすめの状況は、
- 沖堤など水深の深い場所
- 水が濁っている
- 逆風
重量があるので沈みが速く、深場を効率よく探ることができます。
水が濁っている場合もその激しいアクションと波動で、シーバスにルアーの存在を気づかせることができます。
また、逆風の場合にも効果を発揮します。
知人の話ですが、
「逆風下でバイブレーションとメタルバイブレーションを使っていて、バイトがあったのはより5メートルほど先まで投げられるメタルバイブレーションだけだった」ということがありました。
飛距離を重視する使い方を意識するとよいと思います。
スピンテールジグ
ブレードが回転することでシーバスを誘うルアー。
引き抵抗が少ないにも関わらず、ブレードの振動とキラメキで広範囲にアピールできます。
スピンテールジグを使うおすすめの状況は、
- ベイトがとても小さい
- 水が澄んでいる
- 橋脚など縦の障害物を狙う
小さめのシルエットと回転するブレードを上手に使えば、とても強力なルアーになります。
シーバスはよく「偏食」といって、その時の状況で食べるエサが偏っていることがあります。
小さなベイトを偏食しているときは、他のルアーで反応しづらくなりますが、スピンテールジグだと簡単にバイトさせられることが多々あります。
それと、スピンテールジグの強みはフォーリングでのバイトを得やすいことです。
シーバスは落ちてくるエサを好んで食べる習性があります。
特に橋脚などの縦の障害物周りに投げてのフォーリングは、よく効くことがあるので覚えておきましょう。
メタルジグ
全体がウエイトとなっているので、最も重量のあるルアー。
沈みがどのルアーよりも速く、飛距離も抜群です。
ただ巻きだけではあまりアクションしないのですが、ロッドを煽ると横にスライドしたり、飛び上がったりして、不規則な動きでシーバスを誘います。
この不規則な動きで、リアクションバイトすることがあります。
メタルジグを使うおすすめの状況は、
- 他のルアーでは届かないところでシーバスがボイルしている
- 他のルアーではシーバスに見切られてしまう
- 岸壁、ボートなどでジギング
他のルアーに比べて使い方がちょっと特殊になります。
ワーム
柔らかいプラスチック素材で出来ているルアーです。
主にジグヘッドと組み合わせて使います。
ワームには、シャッドテール形状と、ストレートテール形状のものがあります。
前者はただ巻き、後者はただ巻きやロッドで動かして使います。
ワームを使うおすすめの状況は、
- 水中に海藻などが多い
- 他のルアーで釣った後に、さらに1匹を引き出したい
他のルアーではフックに海藻が絡みアクションしなくなるようなときでも、ワームでは海藻が絡みにくいのでシーバスにアピールすることが出来ます。
ハードルアーで釣った後、シーバスの警戒心が高まったとき、ワームの自然で細かく柔らかな動きが、さらにシーバスを引き出すこともあります。
シーバス初心者におすすめのルアーとは?
アイマ/サスケ120裂波
リップレスミノーと呼ばれるタイプのルアー。
タングステンウエイトを採用してあり、安定した飛行姿勢で飛距離が出ます。
シーバス以外にもヒラメ狙いで私は使っています。
アクションはピッチの速いウォブンロールで、使い勝手がかなりよいです。
バスデイ/レンジバイブ70ES
発売からかなりの年月が経ちますが、今なお愛用している人が多い、シーバスでは定番のバイブレーションです。
安定した飛距離と扱いやすさがその愛され続けている理由だと思います。
ただ巻きをするだけでとてもタイトなアクションをしてくれて、シーバスを誘ってくれます。シーバス初心者にもし1つだけすすめるとしたら、このルアーです。
コアマン アイアンプレートIP-26
バイブレーション以上のウエイト、飛距離で広範囲を手早く探っていくことができるメタルバイブレーションです。
激しい動きとフラッシングでシーバスに強くアピールしてくれます。
しっかりとした引き抵抗があり、シーバスのバイトがあれば手元に明確に伝わってくるので使いやすいです。
刺さりが抜群のオリジナルフックを使ってあり、掛かりがとてもよいです。
まとめ
今回はシーバス初心者に向けたルアーの種類と使い分けについて解説しました。
実にたくさんの種類のルアーがあり、場面や状況によって使い分けるのがよいと思います。
どのルアーを使えばよいか決められない方は、まずおすすめルアーの3種類を揃えるようにしてください。
この3種類のルアーがあれば、昼夜問わず、さまざまな状況や場所に対応することができると思います。
今回の記事を参考にルアーの種類と使い分けをしてみて、シーバスを釣り上げてくださいね!