海のルアー釣りは様々なジャンルがありますが、その中でも冬の夜釣りで大人気なのがメバルです。
最近はメバリングとの名称も馴染まれ、全国で愛好家が増加しています。
そこで今回はメバリング初心者に向けて、道具選びから釣り方までを紹介する企画を始めます。
まずは、メバルの習性や釣り時期についての概要を解説します(^^)
【メバル】冬の夜の人気者、メバルをルアーで釣ろう!
メバリングは、初心者がルアー釣りするのに、もっとも入門しやすいジャンルだと思います。
その理由は、
- ポイントが身近でどこでも釣れる可能性がある。
- タックルがシンプルで手軽にできる。
- 難しいルアーアクションが少ない。
- 釣り方が簡単。
などが、上げられます。
メバルの習性
メバルは日本近海の水深30m以浅の所に生息しています。
主に岩礁や、漁港等に多く見られますが、中には砂浜や、河口域にもいたりと生息域がとても広い特徴もあります。
釣れるサイズは地域にもよりますが、10〜20㎝級主体、25㎝を超えれば大物扱いされるのが一般的です。
また、30㎝を超えると尺メバルと呼ばれ、ルアーマンにとっての大きな勲章となります。
最大で40㎝級もいるらしいですが、釣りで狙うには現実的でないサイズだと思います。
食性は獰猛で小魚、甲殻類、アミ、極小のプランクトンなど、口に入る生き物なら何でも食べます。
その獰猛さからルアーへの反応がとてもよいです。
メバルの最大の特徴と言えば、眼張と漢字で書くように大きな眼です。
視力は魚類の中でもトップクラスだと言われ、太すぎるラインは簡単に見切ってしまうほどです。
アカメバル、シロメバル、クロメバル
メバルという魚、実は近年になり実は三種類いることがわかりました。
詳しい見分け方は鰭の骨の数などややこしいのですが、簡単に言うとアカメバル、シロメバル、クロ(アオ)メバルと色で分けられます。
生息環境で微妙に色が違うので、プロでも見分けが難しいことがあります。
しかし、この三種類は性質が違うところがあり、その性質の違いがメバリングを面白くする理由の一つとなっています。
アカメバル、シロメバルは居着き型、クロメバルは回遊型の性質を持つのです。
つまり、根魚と回遊魚の両方の性質を持つ魚と言えるのです。
こんな性質を持つ魚は他にほとんどいないのでしょうか?
相反する性質を持つということは、その分様々なアプローチの仕方があり、メバリングを面白くする要素にもなっています。
メバルのシーズン
メバルはほぼ一年中沿岸域に生息していますが、もっとも釣りやすくなるのが、冬から春(12月から4月)です。
この時期のメバルは産卵期に向けた体力作りのため、大量のエサを求め接岸します。
更に真冬は、メバル以外の釣り物があまりないこともあり、釣り人の格好のターゲットになっている部分もあります。
まとめ
古くからメバルは春告魚とも呼ばれています。真冬の厳しい寒さの中、春の到来を予感させる季節感に溢れた魚でもあるのです。
日本古来から愛されてきた身近にいる魚メバルをルアーで堪能してみてはいかがでしょうか?