【シーバス初心者】ベイトを荒食い、秋のシーバス攻略法とは?

シーバス
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秋の河川や海辺はシーバスが活発にベイトを追い回すので、初心者が実戦で腕を磨ける最高の季節。
そこで今回は、初心者に向けて、秋のシーバス攻略法について解説します。
文末には、私が秋におすすめするルアーを紹介しているので、最後まで読んでくださいね!

【シーバス初心者】ベイトを荒食い、秋のシーバス攻略法とは?

秋シーバス

産卵前に向けて体力を蓄える秋

秋はシーバスが、産卵に向けて体力を蓄える時期。
そのため、シーバスがベイトを活発に捕食するので、ルアーへの反応が抜群によくなります。

秋の前半は河川や干潟、後半はサーフや磯場でベイトを捕食し、冬になると産卵場である深場へ。
これらのポイント毎の攻略法をしっかり把握しておくことが、秋のシーバス攻略に重要です。

それでは、各ポイントの攻略法、タックルを解説していきます。

 

河川

秋の河川は、デイゲームでもナイトゲームでも、シーバスの釣果を得やすいA級ポイント。
私が初めて70cmアップを釣ったのも秋の河川でした。

狙うべきポイントは、川幅が狭くなっている橋脚や、地形の変化のある瀬の周りなど。
そのように変化のあるポイントが、ベイトの通り道やたまり場になりやすいので、シーバスの反応も高くなります。
満潮前後で水位が高く、流れのある時間帯が釣りやすく、シーバスも出やすいです。

デイゲームでは地形の変化と流れの複合するポイントを狙い、ナイトゲームではライトと流れが複合するポイントを狙うのがよいでしょう。
特にナイトゲームでは、橋の上などからライトで照らされている水面を見るとシーバスの姿を確認できます。
運がよければ捕食シーンを見ることができたりも…。
これを手がかりにして、釣りを組み立てていくことを私はよくやっています。

ベイトはボラ、コノシロ

ベイトはボラ、もしくはコノシロが多いです。
ベイトは群れているので、シーバスにルアーを発見してもらえるようにアピール重視。
しっかり大きくアクションするルアーを選ぶようにしましょう。

河川でのタックルセッティング

ロッド:9.0~9.6ftのミディアムクラスのもの

リール:3000番クラス

ライン:ナイロンだと16ポンド程度、PEだと1.2号程度

リーダー:16ポンド程度

橋脚周りだと強引なやり取りが必要なこともあり、また流れが強いときにヒットするとシーバスの引きと流れの相乗効果でとても強い引きになったりするので、ラインは比較的太めをセット。
ロッドは様々なルアーを使える、ミディアムクラスが扱いやすい。

9〜12㎝のミノーとバイブレーション

ルアーは、ミノーとバイブレーションを中心にそろえて、9~12cmくらいまでのサイズ違いを持っておくとよいでしょう。

ミノーのアクションはただ巻き、イメージはボラ。
それに併せて、流れを利用して弧を描くような軌道で引いたり、流れに乗せてルアーをゆっくりと泳がせるドリフトを織り交ぜましょう。
ミノーは細めのシルエットよりも、できるだけ大きなアクションをする太めのボディー形状がおすすめです。

バイブレーションのイメージはコノシロ。
レンジをだんだんと深くしたり浅くしたりするのが基本。
ミノーと同じように時々、大きなアクションも織り交ぜましょう。
使用するバイブレーションは、ボディーに厚みのあるタイプがよいでしょう。

 

干潟

干潟は、比較的遠浅のなだらかな地形が続いています。
干潟で狙うポイントは、水の流れによってできた溝だったり、流れがぶつかり合ってできる潮目です。
どちらも水面をよく観察すると、深さの違いで色が違って見えたり、水面が鏡のようになっていたり、ゴミが集まっていたりと何かしらの変化があります。
そういった場所にシーバスは集まり、ベイトを捕食しやすい傾向があります。

干潟でのタックルセッティング

ロッド・・・9.0~9.6ftのミディアムクラスのもの

リール・・・3000番クラス

ライン・・・ナイロンだと12ポンド程度、PEだと1号程度

リーダー・・・16ポンド程度

飛距離重視のセッティングとなります。
やり取りに関しては、障害物が少ないので慌てずに時間をかけて行いましょう。

干潟で使うルアーはミノーがおすすめです。
遠浅なので、表層近くを泳ぐタイプや表層から1mくらいまで潜るミノーを揃えておきましょう。
シーバスは自分より上を通るベイトが捕食しやすいので、浅く狙うようにしましょう。

干潟では、ウエーダーがあるとより広い範囲を狙うことができます。
もちろん、ライフジャケットが必須!
歩き方のコツは足を浮かせず、水底を擦るように歩くのがよい方法です。
水中の段差や、エイのヒレに注意してください。

サーフ

サーフとは砂浜。
砂浜といってもサラサラした砂のところから、少し大きな石が混じった砂利浜もあります。

基本的には、朝マズメと夕マズメが狙い時。
シーバスにとってサーフは休息をするのではなく、捕食のための場所なので、釣れなかったりしたときはすぐに移動したほうがよい結果につながります。

また、鳥を目印にして場所を選んでいくのも有効な手段です。
鳥が水面に突っ込んでいたり、低い位置を飛でいる場所はベイトが回遊し、それに着くシーバスもいる可能性が高いです。

サーフでは、地形の変化と離岸流を狙います。
地形の変化とは流れによってできた溝やブレイクといった段差のことを指します。
そのようなポイントはシーバスやベイトの通り道になっていることが多いです。

離岸流とは、沖に流れ出していく流れのこと。
流れが収束しているので、ベイトが集まりやすいポイントです。
見つけ方としては、波が立っているなかでも水面が穏やかである場所が離岸流であることが多いです。
目でわからないうちは、ルアーを投げて流してみると、流れを確認できます。

サーフのベイトは、イワシであることが多いです。
イワシは泳ぐ力があまりないので、風や波に押されて流されてきます。
風が岸に向かって数日吹き続いたりしているときはチャンスです。

 

サーフでのタックルセッティング例

ロッド・・・9.0~9.6ftのミディアムヘビークラスのもの

リール・・・3000番クラス

ライン・・・ナイロンだと12ポンド程度、PEだと1.2号程度

リーダー・・・16ポンド程度

風や波がどんな状況であっても対応できるように、タックルは少し強めのものがおすすめです。

ルアーはミノーとメタルバイブレーションを基本に組み立てます。

ミノーは12cmを基本。
フローティングとシンキングを持っておくとなおよいです。
使い方は早巻きが基本、状況に応じて他のアクションを交えます。
サーフに来ているシーバスは、基本的に活性が高いので早巻きが有効になります。

メタルバイブレーションは、風が思ったより強いときや、波が高いときに使います。
使い方は一度底まで沈めてから巻き上げてくるとよいです。
巻き上げてくるときには、早く巻いたりゆっくり巻いたりと変化を付けたほうが、シーバスにバイトするきっかけを与えやすいです。

取り込みでは、バレやすい波打ち際に要注意です。
波打ち際でラインテンションが緩むと、簡単にバレることがあります。
波のタイミングを見つつ、波が打ち付けるのと同じタイミングでシーバスを引き上げましょう。

サーフでは、シーバスの他にもヒラメやブリなどが釣れることもあり、多魚種を狙える楽しみもあります。

磯場

シーバスが深場に落ちる前の最後の捕食を行うのが磯場です。
秋が終わりに近づくころ、磯場が好ポイントになります。

磯場で大事なことは、ベイトの存在です。
サーフと同じように鳥を目印にするのもよいです。

ベイトは、イワシやキビナゴといった細めの魚のことが多いです。
それに合わせてルアーを選ぶようにしましょう。

磯場のタックルセッティング

ロッド・・・9.6~10ftのミディアムヘビークラスのもの

リール・・・3000番クラス

ライン・・・ナイロンだと20ポンド程度、PEだと1.5号程度

リーダー・・・20ポンド程度

足場の高低差や、やり取りのときの主導権を考えて長めのロッドを推奨。
複雑な地形の場合は、根ズレ対策にナイロンラインを。
ルアーはベイトであるイワシやキビナゴに合わせた12㎝程度のミノーを推奨。
使い方はただ巻き、もしくは流れの中に漂わせるといった方法を試しましょう。

狙うポイントは、岩の間の溝やサラシ。
サラシとは、波が岩で砕けて、白く泡立つところ。
サラシの中はシーバスにとって隠れ家にも、捕食場にもなります。
波にルアーを取られないようにタイミングを図りつつキャストして、巻いてくるとよいでしょう。

最後に磯場は海藻が生えたりしているので、滑りやすく危険です。
安全のために、スパイクフェルトの磯靴を履いて釣行しましょう。

秋のシーバス攻略、おすすめルアー3選

アイマ コモモⅡ

秋はシーバスのハイシーズンであり、トップウォーターが楽しめる時期でもあります。
ただ、シーバス用のペンシルベイトなどは動かし方によって釣果に差が出たりするので、シーバス初心者にはあまりおすすめしません。
そこで、おすすめするのが巻くだけでアクションするアイマ コモモⅡ。
ロッドの上下の高さを調整して水面に波紋を出したり、水面直下をアクションさせたりが簡単にできます。
ボディーバランスが安定しているので遠投性が高く、ヘッド形状を活かしてポップ音を加えると、より強くシーバスにアピールすることも可能です。

ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス120F

ボディー内にあるワイヤー内をウエイトが移動する、重心移動システムを搭載したミノー。
飛行姿勢が非常に安定しているので、遠投性能がとても高い。
この重心移動システムは、サイレント仕様となることにも貢献し、シーバスに違和感を与えるような音を発生させません。
波に揉まれたりしてもアクションを崩し難い特徴もあります。
河川、干潟、サーフ、磯場、どの釣り場状況であっても対応できるミノーです。

クロスウォーター 爆岸VIB SEGARE MV-20

秋の天候は変わりやすく、また予想していたよりも風が強く吹いたり波が高かったりすることが多々あります。
長さのあるミノーだと飛距離が出なかったり、水を上手くつかめずアクションしてくれなかったりします。
そんなときには、重量のある比較的ボディーが小型のメタルバイブレーションを持っておくとよいです。
ラインアイが3つあり、付ける場所によってアクションの大きさと質が変わります。
前がタイトアクション、後ろがワイドアクション、真ん中はその中間のアクションとなり、状況による使い分けができます。
最初から付いているフェザーフックはアクションと姿勢を制御して、シーバスにほどよいアピールをしてくれます。

まとめ

秋のシーバス攻略法についてまとめると、

・秋はシーバスのベストシーズンであり、初心者にとって釣果を得やすい時期

・シーバスは荒食いをするので、ベイトの存在を常に意識して狙う

・秋の前半には河川や干潟、後半にはサーフや磯場がおすすめ

・ルアーはミノーが基本、バイブレーションやメタルバイブレーションをサブで使用

 

秋のシーバス最盛期にしっかり数を釣って、シーバス釣りの基本動作や考え方をしっかり身につけましょう!