エギングに必要なタックルは揃ったけど…、エギングに必要な道具は、他にどんな製品を揃えればいいだろうと具体的に思い付かない初心者の方も多いのではないでしょうか?ここでは、ロッドやリールなどの基本的なタックルのほかに必要な道具をご紹介します。
エギングを始めるなら揃えよう、おすすめのエギングバッグ・クーラー・ギャフ・タモ
エギングに必要な道具
エギングに使用する道具は、アオリイカを釣る主なタックルであるロッド、リール、ライン、リーダーやエギを除いて他にも揃えておくと便利なアイテムがあります。
エギンガーのこだわりによって必要な道具は変わってきますが、ポイントを転々とランガンすることの多いエギングでは、極力身軽に動けることがストレスなく釣るうえで大事な要素です。また磯場などの足場がよくないポイントへの釣行は、必要な最小限の道具だけを持って行くようにします。
まずエギングを始める前に揃えておく必要があるのは、エギやスナップ、リーダーなどの小道具類を入れる「バッグ」、大型アオリイカが釣れた場合のランディングの際に必要な「タモ」、もしくは「ギャフ」、アオリイカを入れる「クーラーボックス」です。
ちなみにエギングでは主要タックルのほかに、この4つを最低準備しておけば十分です。
エギングバッグ
エギングでは自分のスタイルに合った使い勝手の良いバッグを用意しましょう。
使い勝手の良いバッグとは、バッグから取り出したいものをすぐに取り出すことができ、また整理整頓がしやすいバックのことです。
具体的に言うと、エギが複数収納できるように仕切りがあり、エギの整理が可能なこと。バッグの外側には、小物が収納できるファスナーポケットが複数あるものです。
また、肩にかけるショルダーバックタイプかウエストバックタイプを選ぶと、両手を塞ぐことがないので、エギングシーンにおいて便利です。
このような収納や機能性を兼ね備えたエギングバッグとしておすすめしたいのがシマノ社の「Sephia エギングショルダーバッグXT BS-211K」です。
シマノ Sephia エギングショルダーバッグXT BS-211K ブラック
このバッグはエギンガーの為に作られた、エギング専用のバッグです。
小物を収納するファスナーポケットが多く装備されていて、バッグの中にエギを30本収納可能と十分な収納力があります。
その他、ロッドホルダー、タモホルダーやドリンクホルダーも装備されており、ランガンスタイルをサポートしてくれます。
クーラーボックス
クーラーボックスは容量が12L~15L程度で保冷能力が高いものがおすすめです。また機動性を考えると、あまり大きすぎないクーラーが軽量化にもつながります。
そこで筆者お勧めのクーラーはシマノのFIXCEL LIGHT(フィクセルライト)120 LF-012Nです。
シマノ フィクセル ライト 120 LF-012N クーラーボックス
容量は12Lで重量が2.5kgと軽量。容量の20%の氷を30時間保つことができる保冷性能も高いクーラーです。機動力もありエギング向きのクーラーであると同時に、高い保冷能力からキャンプやアウトドアシーンでも活躍します。
ギャフ
ギャフとは、エギを抱いたアオリイカを取り込む際のランディングアイテムです。
振り出しのポールの先端がイカリ型状になっており、アオリイカの胴体に引っ掛けることで取り込むことができます。
アオリイカを取り込む場合には、網(タモ)、またはギャフのどちらかを使用します。
どちらを選択するのかは、使う場面や好みによって分かれます。
ギャフの長所は、タモと比べて、軽くてコンパクトサイズなので、持ち運びが便利である事、また大型のアオリイカを取り込む際に、片手でも掛け易い点などが挙げられます。
反面、短所としては、慣れないうちは扱いづらい事、イカリフックの掛かりが悪いとバレてしまう事などが挙げられます。とは言え、慣れてしまえば使い易く機動力にも優れた道具です。
おすすめのギャフ
筆者おすすめの第一精工社の「オートキングギャフ630」をご紹介します。
このギャフは全長6m30cmで、イカリフックのサイズは3mmあります。
高低差のある場所でも使用可能で、少し大きめのフックサイズが、大型アオリイカも容易に引き寄せます。
また、意図しない時に先端のハリが開かないようにセーフティーカバーとキャップはロックされていているので、不意にギャフが飛び出すことがなく安全性にも優れています。
タモ
タモとは網のことで、アオリイカのみならず、他魚種でも使用頻度が高いアイテムとして知られています。アオリイカや魚にダメージを与えることなく取り込むことが可能です。
エギング初心者の方は、ギャフよりタモが扱い易いのでおすすめですが、タモにも長所と短所がありますので頭に入れておくと、タモとギャフを状況によって使い分けができます。
タモの長所はアオリイカの体にダメージを与えない事、またギャフではフックを刺し難い小型のアオリイカは、タモの方が取り込みやすい事があげられます。
反対に短所としては、網枠の部分がかさばり機動性に欠けること、海水の抵抗を受けて重くなるので、扱いづらい点があげられます。
おすすめのタモ
以上の点を踏まえて、おすすめするのがメジャークラフト社「ファーストキャスト ランディングセットLS-400FC」です。
メジャークラフト ランディングシャフトコンパクト300 セット LS-300CP
シャフト、枠、網が全てセットになっていて、別々に買い揃える必要がありません。
また、仕舞寸法が60.5cmとコンパクトなので、短所である機動性を十分に確保してくれます。
まとめ
エギング初心者の方は、販売されている、たくさんのエギング道具を見ているうちに、あれもこれも必要!…と思ってしまいがちですが、最低限必要な道具は、バック、クーラー、タモもしくはギャフです。
また大型道具は価格が高くなれば比例して機能性に優れ、長く使えるものばかりです。
しかし筆者がエギングを始めた頃、バックは必要最小限のものが入る小型のウエストポーチ、容量12Lのクーラーと安価のタモを購入し、数年間は最初に購入した道具でエギングを楽しみました。エギングを長く続ける中で、必要な道具の機能性に気づくことも多かったと思います。