グレが磯周りでエサを貪欲に食いまくる6月。
マキエに浮き上がってたグレの竿を引っ手繰るアタリは、他の釣りでは味わえないようなスリリングな面白さがあります。
とはいえ、グレの活発な6月は梅雨と重なるのが、磯釣り師にとって面倒な所。
レインウェアを着込めば体への影響はある程度防げるものの、繊細な仕掛けが本分のグレ釣りでは、雨による仕掛けへの影響は測り知れません。
そこで今回は、グレ釣り初心者に向けて、雨の日のグレ攻略テクニックの3つのコツを紹介します。
初心者必見、雨の日のグレ攻略の3つのコツ
飛距離を稼ぐ細めの道糸、何度も切り取って新鮮な状態を!
雨でもっとも影響を受けるのが、リールに巻いてある道糸。
道糸が雨に濡れると、道糸同士がくっついたり、竿に道糸が貼り付いたりで、思うようなポイントへ仕掛けを飛ばせなくなります。
そのため、雨の日の竿出しはまず、投入時の抵抗を減らすために細めの道糸を使うのが有効です。
足元の水深が深めで、グレのサイズが45㎝までの釣り場であれば、1.5号の道糸で十分でしょう。
なお、雨によって道糸が水を吸い込みやすくなることにも、注意を払わなければなりません。
普段よりも道糸の沈みが速かったり、打ち返した時に重たさを感じたら、道糸を切り取って(5〜10n程度)、新鮮な状態を維持しましょう。
ウキの遠心力アップで飛距離を稼ぐ
雨濡れによる道糸のベタつき対策では、道糸を細くすることと同等に役立つ手段があります。
それは、自重の重たいウキを使用することです。
一般的にグレ釣りで使用されるウキの重さは、8g前後がほとんどです。
ウキがそれよりも重たくなると、グレがツケエの捕食時にウキ自体の重さや体積によって違和感を感じて放してしまうと考えられているからです。
しかし、雨の日のグレ釣りでは仕掛けのグレへの違和感を考えるよりも、仕掛けをちゃんと飛ばすことのできる操作性を優先させるべきです。
そのため、飛距離を稼げる10g前後のウキをセットしておくのが効果的です。
浸水でビチョビチョ?マキエの管理をしよう
雨の日のグレ釣りで、仕掛け以上に厄介なのがマキエです。
せっかくちょうどよい固さに仕上げたマキエが、バッカンへの大量の雨粒の浸水でビチョビチョになってしまうなんてことも…。
マキエがビチョビチョになると、全く飛ばせなくなるので、雨の日には絶対に避けねばなりません。
第一に行う対策は、予備の集魚剤を持参しておくことです。
雨水で弛んだマキエをもう一度固めるには、新しい集魚剤がなければなりません。
たとえ荷物になっても、必ず持参するようにしましょう。
次に行う対策は、バッカンの蓋を必要以上に開けておかないことです。
普段の晴れた日のようにバッカンを全開にしておくと、すぐにマキエがビチョビチョになって使い物にならなくなります。
ヒシャクを出し入れするスペースだけを開けて、他の部分はバッカンのカバーでしっかり覆いましょう。
一年の間でもっとも元気にグレが釣れまくる6月の梅雨グロ!
雨に負けず、数釣りを楽しみましょうね!
梅雨グロを釣ろう!
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