海上釣り堀とは
イケスに放流した魚を釣らせる施設で、もちろん有料です。
釣り堀の利用料を払えば、制限時間内に釣った魚はすべてお持ち帰りできる、つまり制限時間内釣り放題の施設が主流となっています。
堤防では釣ることのできない、大きくて引きが強い、美味しい魚を放流しているのが、魅力となっています。
【初心者にオススメ】大きな魚が簡単に釣れる!海上釣り堀へ行こう
海上釣り堀の利用方法
主な海上釣り堀は、利用日前日までの予約が必要となっています。
人気のある海上釣り堀の場合、週末や休日は早いタイミングで満席になることがあります。
週末や休日にご利用される方は、早めに予約をしましょう。
参考サイト
和歌山県 釣堀紀州 http://minnaga.com/kishu/
兵庫県 水宝 http://www.suihoh.com
大分県 かまえ海上釣り堀つっちゃ王 http://kamae-turi.jp
海上釣り堀で釣れる魚
マダイ、ブリ、カンパチ、シマアジ、スズキ、ヒラメなど、釣り入門者なら堤防で出会うことのない魅力的な魚が揃っています。
それぞれの魚の攻略法は、後ほど解説します。
海上釣り堀で使用するエサ
ほぼすべての海上釣り堀でマキエは禁止。
サシエについての制限は、ほとんどありません。
ダンゴエサ系
魚粉のタブレットや魚のミンチが、イケスに放流されている魚のエサとなっています。
そのため、それにもっとも近いダンゴエサ系のサシエが、魚の食いがよい傾向があります。
粒を併せて大きく使ったり、種類の違うダンゴ同士を混ぜたり、形を変えたり、様々なアプローチが可能です。
生ミック:海上釣り堀の定番ダンゴ。イワシ成分が強い。
マダイイエロー:視覚効果の強い練りエサ。とても柔らかい。バニラの香り。
マダイストロング:イワシ成分が多い。固めのダンゴなので、エサ持ちがよい。
マダイスペシャル:マダイがよく釣れる。ストロベリーの香り。
魚、エビ系
エビ系は食い込みがよいもののエサ持ちがよくないので、低水温期のエサ取りのいない時期や食い渋りのひどい時向き。
魚系はエサ持ちがよく、一発大物狙い向き。
沖アミ:釣りの定番サシエ。釣り堀では、エサ持ちに難あり。海水温の低い時期の食い渋り向き。
甘エビ:柔らかい食感、食い込みがとてもよいです。
キビナゴ:青物狙いの定番エサ。1匹掛けよりも複数掛けでアピールしましょう。
魚の切り身:イワシ、サバなどの青魚系がオススメ。エサ取りの多い時向き。
活きエサ系
活きエサがハマれば、抜群の威力を発揮します。
ただし、エサの単価が高いのと、品切れしやすいのが欠点。
アジ:大型青物狙いに、絶対的な威力を持つ。
シラサエビ:万能の活きエサ。時々、誘いを入れるようにしよう。
変わりエサ系
海上釣り堀のイケスの魚は、なんでも食べます。
「お弁当のオカズを試したら、釣れた!」なんてエピソードも多いです。
ササミ:マルキュー(MARUKYU) ツケ込みにコレだ!!ハードに浸けたササミは、海上釣り堀で実績のあるサシエです。
金魚:知る人ぞ知る、活きエサ。活きアジがない時に、お役に立つはず。海水でも意外によく泳ぎます。個人的には活きエサとして使うのに、抵抗がありますが…。
魚が釣れそうな気がする食べ物があれば、なんでも試してみましょう。
海上釣り堀の仕掛け
イケスの水深は8m程度、底で確実にサシエを安定させることを優先。
潮や風の具合を見て、6号程度のオモリを使用する。
ウキは感度の高い棒ウキ推奨。
ただし、仕掛けの投入が苦手な初心者は、操作性を優先して安定感のあるウキを使用したい。
釣り方の基本
イケスの中でもっとも深い、中心付近を狙うのが基本。
狙うタナは底から1ヒロ以内、エサの残り具合を見て、タナを上下させよう。
タナの上下は、30cm程度を基本とします。
時々、ピンポイントのタナでしか魚が食わない時がありますが、そんな時は、5㎝刻みで細かくタナ設定をしましょう。
エサはなるべく動かして、誘いを入れるのがよいです。
海上釣り堀魚別攻略法
マダイ
ほとんどの海上釣り堀で、もっとも放流されている魚がマダイ。
おみやげ用に数を釣りたいのであれば、集中して狙いたいターゲットです。
タナのイメージは、底よりやや上。
全体的にアタリのない時は、イケスの四隅を上から探ると、アタリを捉えることがあります。
エサはダンゴエサがオススメ。
一つの種類のダンゴエサにこだわらず、様々な種類をローテーションさせて狙うようにしましょう。
シマアジ
シマアジの遊泳層は、マダイよりもやや上(1m)をイメージして狙いましょう。
マダイが釣れて、次にシマアジを釣りたいならば、次の投入はタナを1m程度浅くするといった具合です。
シマアジもマダイと同様に、練りエサへの反応が良いです。
個人的には、マダイイエロー(マルキユー)でよく釣れるイメージがあります。
なお、マダイイエローを他のダンゴエサと混ぜてサシエをマーブル状にするのも、シマアジの実績があります。
シマアジが浮いた時
シマアジは時々、はっきり見えるところまで浮き上がることがあります。
シマアジの見える時は釣れる可能性が高まりますが、釣り方にちょっとしたコツがあります。
まずは、ハリスを細くすること。
太仕掛けで使っていたタックルのままハリスだけ細くすると、タックルバランスが悪く、何度もラインブレイクしてしまいます。
そのため、細ハリス用の竿とラインで狙うようにしましょう。
サシエは小さめ、タナはピッタリ合うように、数cm刻みで設定しましょう。
ブリ、カンパチ
ブリ、カンパチは底狙いが基本、根掛かり覚悟で攻める必要があります。
そのため、ブリ、カンパチ狙いに切り替えたら、こまめにタナ取りするようにしましょう。
タナを図る際には、海上釣り堀専用タナ取りオモリを必ず使うようにしましょう。
効果的なエサは活きエサのアジ、もしくはキビナゴ。
活きエサのアジの場合は、底ベッタリにするとアジが網に引っかかるので、底よりもやや上を意識します。
キビナゴの場合は、イケスの底にベッタリ這わせるようにしましょう。
なお、キビナゴは3匹程度の房掛けを推奨。
複数掛けのメリットは、1匹取られても、まだ2匹残っていること。
一度アワセ損ねても、次のチャンスに賭けることができます。
ゲーム性が高く、豪華なおみやげが魅力
海上釣り堀はターゲットによってタナやエサを変えたりするなど、ゲーム性の高い釣りを楽しむことができます。
船に乗って沖に出ても、これだけの海上釣り堀並みの種類の魚を揃えることはできません。
ゲーム性が高くて、おみやげの魚は豪華!
休日は、海上釣り堀へ出かけませんか?