フカセのチヌ(クロダイ)釣りの熱心な愛好家の間では、たくさんの種類のサシエを準備することが定着しています。
エサの種類が多ければ多いほど、チヌの釣れる確率が高まるといいますが、それは本当ですか?
もしそうであれば、その理由を教えて下さい。
【チヌ釣りの疑問】サシエの種類が多いほどよい理由、サシエの種類
まず、エサの種類が多いほど、チヌの釣れる確率が高まるのは間違いありません。
チヌは雑食性の高い魚なので、なんでもよく食べます。
それに加えてエサの好みが安定せず、毎日のように好みがコロコロと変わってしまう特徴もあります。
そのため、たくさんの種類のサシエを準備しておけば、その中からアタリエサを導き出す確率が高まります。
他にも、サシエの種類を多く持つ理由に、チヌを飽きさせない目的があります。
視覚的に同じものばかりが海中に現れれば、チヌが慣れてしまってサシエに興味を持たなくなってしまうからです。
それと、何度もサシエを味見しているチヌがいれば、その味にも慣れてしまって本食いしなくなることも、ベテランチヌ釣り師の間で囁かれています。
エサの種類を多く持てば、その分だけ余計にお金がかかります。
しかし、それ以上に、チヌの釣果を得る可能性が高まることを覚えておきましょう。
チヌ釣りのエサ
冷凍オキアミ:定番エサ。味付けなどの加工を施してないが、無加工の冷凍オキアミが当たりエサになることも珍しくない。
加工沖アミ:味付けや皮が固くなる加工を施した沖アミ。冷凍オキアミよりも比重が高く、沈下が速い。
代表的な加工沖アミ:くわせオキアミスーパーハード、【釣り餌】【冷凍つけエサ】生イキくんツインパック レギュラー2L 10個セット
エビ:沖アミよりも身が大きく、視覚的なアピール効果が高い。チヌの食いが渋い時は、皮を剥くと食い込みがよくなる。
代表的なエビエサ:特鮮むきエビ
ダンゴ(ネリエ):魚粉や沖アミ、にんにくなどを混ぜ合わせたエサ。形、大きさを変えられる。
代表的なダンゴエサ:高集魚レッド
コーン:視覚的にアピール効果の高いイエローカラーが特徴。ハマれば、よく釣れる。
代表的なコーンエサ:ガツガツコーン、アヲハタ 十勝コーン ホール 425g
サナギ:臭いが強く、配合エサの材料としてよく使われています。部位によってハリ持ちが変わるので、固めの部位を選んでハリに刺しましょう。
代表的なサナギエサ:活丸さなぎ
虫エサ:掛かり釣りで人気のボケ、釣りの定番のイソメなど。虫エサは、フカセのチヌ釣り大会での使用を禁止されています(チヌが反応を示し過ぎる、ある意味禁止技)。イソメは夜釣りで、特に反応がよいです。
自作のエサを試してみよう
フカセのチヌ釣りトーナメントの盛んな瀬戸内エリアでは、熱心な参加者は10種類程度ものサシエを準備して大会に臨んでいます。
市販のエサだけに囚われず、自作のエサを色々試せるのも、チヌ釣りの魅力です。
考えて作ったエサでチヌが釣れたら、その喜びはより深いものになります。
いろいろなエサを試して、チヌ釣りをより深く理解しましょう。