チニングトップゲームでは、ルアーアクションが必須です。
タダ巻き以外のアクションを覚えると、釣りの幅がぐっと広がります。
ルアー別に、オススメアクションを紹介します。
【チニング・テクニック】初心者でも簡単、6つの基本アクション解説
ポッピング
ポッピングとは、ポッパー専用のアクションです。
ロッドを小刻みに動かしながら巻き、カップでポコッポコッと水飛沫を立ててチヌを誘います。
ポッパーの種類によって引き具合の強弱があるので、実際にやってみて力加減を把握し、ポコッと音がポッパーから聞こえるようなポッピングを目指してみてください。
ポッピングに関してはアクションをするペースも大事な要素と言えます。
ポッパーが着水してから手元に来るまでポッピングをし続けるのか、
5~6回ポッピングを繰り返し一呼吸休みいれ食わせの間を作るのか、
二つのパターンがあります。
どちらが良いのかはチヌの活性と警戒心の強さに左右されます。
ポッピングをし続けるのは、チヌに見切られにくい利点があります。
そのため、警戒心の強いチヌに有効です。
食わせの間を作ると高活性のチヌが吸い込むようなバイトをしてきます。
注意点ですが、食わせの間と言ってもその時間は0.5~1秒のほんの一瞬です。
これ以上長いと、高活性といえども見切ってしまいます。
詳しいことは解っていませんがポッパーにチヌが反応する理由は捕食行動と、攻撃行動からだと言われています。
捕食行動は餌だと思い反応し、攻撃行動はポッピング音がチヌをイラつかせるから、反応すると考えられています。
その二つはポッパーへのアタックの違いから分かり、ポッパーを後ろからジョーズの様に追いかけてきていたら捕食行動で、ポッパーの下から突き上げるようにアタックしてきら攻撃行動です。
ドッグウォーク
ドッグウォークとは、フロペンの得意なアクションです。
ポッパーでもこのアクションができるものもあります。
小刻みにロッドを動かしながら巻き、水面で八の字を描くようにルアーの頭を左右に振りながら動かします。
水面に追い詰められた小魚が逃げ惑うように演出します。
ポッパーと同じようにアクションを行うペースが大事で、見切られないようにしなければなりません。
アクションのメリハリをつける上でダイビングを覚えておきましょう。
ティップをを下に向け、水面に浮いているルアーを沈めるようにチョンと動かします。
ステイ(喰わせの間)の代わりにアクションの中に盛り込むとチヌのバイトを誘発します。
トゥイッチ
ミノーでよく使うアクションです。
ルアーを巻いている最中にチョンチョンとロッドを動かします。
ルアーは、ただ巻き中に急激な動きを加えると、あらぬ方向に動いたり、イレギュラーな動きを起こします。
このイレギュラーがチヌに効き、バイトを誘発するのです。
河口のテトラ際などで小魚が溜まっている時に、このアクションをすると、追いつめられた小魚が逃げ惑う動きにそっくりになるのです。
ドリフト
ルアーを潮に任せて流すことを、ドリフトと言います。
ミノーなどでよく使うアクションで、潮流や川などの流れがあるところで有効です。
昨今のルアーは流れに乗せておくだけで微妙に動き、流れに乗って漂う小魚を演出できます。
ルアーが着水したら糸ふけを取る程度に巻いて、あとは自然に流します。
チニングでドリフトが最も有効な場面が、船などの障害物を意識したドリフトです。
船などの身を隠せる場所にチヌは居着き、流れに向かって頭を向けエサが流れくるのを待ち構えています。
そこで図のように上流へルアーを投げてからドリフトさせ、船の下に流し込むのです。
その際にラインテンションを保ち、丁度船の下でルアーのヘッドの向きが反転するようにすると、チヌに気付いた小魚が逃げる動作を演出することができます。
上級向けのテクニックですが、かなりの確率でアタックに持ち込める必殺テクと言えます。
リフト&フォール
バイブレーションなど底を攻められるルアーで、オススメのアクションです。
キャストしてからまず、底まで沈めロッド煽りルアーを上昇(リフト)させます。
その後糸ふけを取り再び沈め(フォール)、また煽る…その繰り返しです。
このアクションはルアーの根掛かり防止になるのと同時に、広範囲を素早く探りたい時に適しています。
ロッドの煽る動作の強弱でルアーのリフトを抑えることで、チヌに追われたシャコやエビなどが跳ねて逃げる動きを演出できます。
難しい点はフォール後にきちんと底に付いているかです。
フォールさせる際にきちんとラインテンション(糸がピンと張っている状態)を取っていると着底した瞬間にフッと糸が緩むのがわかります。
底がとれているかどうかをきちんと判別していると釣果も変わってくるはずです。
ボトムバンピング
ボンボン系のジグヘッドで、干潟などのフィールドで有効なアクションです。
ルアーをボトムまで沈め、リールを巻かずにロッドを立ててチョンチョンと動かすイメージです。
この動きで、砂煙を立てることが重要なポイントです。
砂煙はシャコやエビが動く際に起こるものなので、ルアーでそれを意図的に起こそうという事です。
様々なアクションを活用し、釣果アップ!
チニングに限らず、ルアー釣りは単調にならないことが重要です。
様々なルアーアクションを使いこなすようになれば、間違いなく釣果アップするはずです!
釣れない時間帯はアクションの練習を意識すれば、すぐに技術が上達しますよ(^^)