タイラバタックルを揃えたら、今度はリールに巻くライン、結束するリーダーを準備する必要があります。
初心者や入門者の方は、ラインの種類や号柄、必要な長さや結び方などを、しっかり把握してタイラバに挑戦しましょう!
タイラバ用ラインの号数や種類、リーダーの種類や長さ、おすすめの結束方法を教えて
タイラバ用ラインの号数と種類
●PEラインの特徴
タイラバで使用するラインは、細くて強度が高く、感度の良いPEラインを使用します。
PEラインは、細い繊維を何本も編み込んで1本のラインを作っている為、ナイロン製やフロロカーボン製のラインに比べて強度が高いことが特徴です。
また、PEはポリエチレン繊維の為、素材に伸縮性がほとんどなく、感度に優れています。
これらPEラインの特徴は、他のルアーフィッシング同様にタイラバゲームでも必要な要素であり、ゲーム性に長けたラインであると言えます。
●PEラインの弱点
しかしPEラインの弱点として、擦れに弱い点が挙げられます。
防波堤からのタイラバの場合は、とくに岩礁やテトラにラインを擦ってしまう可能性があり、思わぬライントラブルに遭遇してしまうこともあるのです。
その為、筆者は8本編みのPEラインを使用することで、途中でラインが切れる事を防いでいます。編み込みの本数が多くなればなるほど、値段は高くなりますが強度を上げることができ、しなやかさも増します。
●タイラバPEラインの号数
次にタイラバ用の号数ですが、概ねどのメーカーも0.6号~1.5号の間で発売されており、通常使用する号数は、0.6号~1.0号が最適であると言われています。
ちなみに筆者は、PEライン0.8号~1.0号の8本編みを使用する頻度が高いです。
PEラインの長さは、万が一ライントラブルが発生して切れてしまった場合でも、安心して使用できる200m巻をおすすめします。
タイラバ用リーダーの種類、太さと長さ
タイラバでは、リールに巻くメインラインにPEを使用し、PEの弱点を補う為に、タイラバの上部にリーダーを結束します。
PEの弱点を補うためには、当然、擦れに強いリーダーが必要です。
デュエル(DUEL) リーダー ハードコア パワー タイラバ カーボナイロン 30m 3.0号 ナチュラルクリアーH3626
●リーダーの種類
擦れに強いリーダーと言えば、ナイロンとフロロカーボンが代表的なリーダーの種類として挙げられます。
両者を比較すると、強度はフロロカーボンが良く、鯛の食い込みに有利な伸びの良さはナイロンと、それぞれに別のメリットがあることが分かります。
タイラバ用のリーダーとしては、どちらを使用しても良いのですが、ナイロンは、伸びきってしまえばリーダーを交換する頻度が高くなりますので、伸びに強いフロロカーボンの方が扱い楽です。
筆者は伸びによる劣化に強く、高強度のフロロカーボンをリーダーとして使用しています。
●リーダーの太さ
次にリーダーの太さは、PEラインの許容範囲、もしくはそれよりも下のものを使用します。
PEラインに対してリーダーが太すぎると、ラインとの結束時に、結びにくくなるだけであまり意味がありません。
タイラバで通常使用するラインの号数に合わせる場合、
0.6号のラインに対して、リーダーの太さは、4~10lb(lb=ポンド)、
0.8号のラインに対して、リーダーの太さは、8~12lb、
1.0号のラインに対して、リーダーの太さは、12~16lb
が、目安となります。
lb=ポンド表示は、耐えうる重量の指標であり、1ポンドは約450gが目安です。
例えば、指標が4ポンドであれば、450g×4=約1.8kgと計算することができます。
しかし、あくまでも指標であり、メーカーによっても強度が異なりますので、選ぶ基準の参考程度にして下さい。
●リーダーの太さ
リーダーの長さは、これと言って正解はなく、正直、人によってまちまちです。1ヒロ~2ヒロのアングラーもいれば、3ヒロ~4ヒロのアングラーもいます。
※ 1ヒロとは、長さ約1.5mで、2ヒロ以上の場合は、1.5mにそれぞれ掛け算すると求めることができます。
筆者は、根ズレや扱いやすさを考慮して、1ヒロ半~2ヒロのリーダーを結束して使用しています。
リーダーが1m以下のような極端に短い場合、タイラバを変更する度にリーダーが短くなりますので、直ぐに新しいリーダーに変えなければならず、最初から短いリーダーで結ぶことはおすすめできません。
しかし、長いリーダーに関しては特別なデメリットを感じませんので、個人のスタイルや好みで長さを決められて下さい。
PEラインとリーダーの結束方法
PEラインとリーダーの結束方法は沢山あり、これも人によってもまちまちです。
その中でも、多くのアングラーが用いており、おすすめできる結束方法の1つに「FGノット」があります。
FGノットは、ラインとリーダー同士を巻き付け、摩擦によって抜けを防止している接続方法です。
結束箇所は結び目が小さく、ガイドとの接触によるトラブルが少ない点がメリットとしてあげられます。
FGノットは、タイラバのみならず、様々な釣りで活躍する代表的な結束方法と言っても過言ではありません。
FGノットの結束を完成させる為には、段階的に作業する必要がありますので、コツを掴むまで、覚えるまでに多少の練習と時間を要しますが、一度感覚を掴んでしまえば、いつでもどこでも結束できるようになります
FGノット以外の結束方法として、「フィッシャーマンノット」や「SFノット」などがあります。
大物対策、トラブル対策として
最後に、筆者は、ライン1.0号をスプールに巻いて不意の大物対策としています。
リーダーは16lbを使用し、長さを2ヒロとし、結束は基本的にFGノットを行っています。
船釣りの場合は、トラブルが発生した際に、船の揺れにより船上でFGノットを行うことが困難です。
その為、事前にFGノットで結束したラインをスプールに巻いて、予備のリールを必ず携行するようにしています。
まとめ
タイラバで使用するラインは、0.6号~1.0号が最適で、リーダーは、メーカーが表示されている指標によって選ぶとよいでしょう。リーダーの長さは、アングラーの好みで決めて下さい。ラインとリーダーの結束は、FGノットが広く一般的に用いられている結束方法です。
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