バス釣りなどのサイトフィッシングをはじめ、ウキや目印の一瞬のアタリも見逃せないウキ釣りや鮎釣りなど、ジャンルを問わず愛用されています。
偏光グラスの役目は、ただ水面のギラつきを抑え水中が見えやすくするだけでなく、紫外線対策にも役立つなど、さまざまな効果が期待できます。
今回は偏光グラスの基本的な機能と、着用するメリットについて解説します。
【必須アイテム】偏光グラスの機能と、着用のメリットとは?
基本となる偏光グラスの反射光ブロック機能
偏光グラスは、着用することによって水面などからの乱反射光線や紫外線などをカットし、水面下を見やすくする機能を持っています。
特殊なフィルターをレンズと層にして重ね合わせたものが偏光レンズです。反射光は車のフロントガラスなどどこにでも発生し、雨天時や曇っている日などの光量は関係ありません。暗い日に偏光グラスをかけると、より暗くなって見え辛くなるのではと思うかもしれませんが、
逆に明い視界を確保できるレンズカラーもあり、天候やシチュエーションによってカラーバリエーションを使い分けることができます。
安全性のアップと日焼け対策にも効果発揮
ルアーをキャストする際など、目をガードする役目ももちろんありますが、春から夏にかけては紫外線対策にも効果的です。
紫外線は肌からだけでなく、目からも吸収されると言われています。眼球に大量の紫外線を浴びると、脳がメラニン色素の生成を指示し、日焼け止めを塗っていても日焼けしてしまうことがあるのです。釣りは水面の反射光も含め、紫外線などの雑光を浴びる機会が多いので、
とくに偏光グラスをかけることをおすすめします。紫外線対策は、疲労軽減にもつながります。
レンズカラーの選び方
以下に、オーソドックスなカラーについて解説します。
●グレー系
調光を変えず、より自然に近い色に見えるため、オールマイティに使用できる基本的なカラー。
●ブラウン系
遮光性と視認性が良く、曇りの日や朝・夕などにおすすめ
●グリーン(イエロー)系
雨天時などローライト時でも明るさを保ちながら水面の反射光だけをカット
雨天時でも暗さを感じさせない、視界をくっきりと浮かび上がらせるコントラスト機能が特徴。同色系の視認性が上がる。
価格の違いってなに?
価格の差はレンズの素材・性能はもちろんのこと、フレームの構造などにも大きく関係しています。
例えばフレームにチタンなどの軽量金属が使用されていたり、耳掛けの部分が顔にフィットするよう外側にアジャストできたりと搭載さている機能の多さが価格に比例します。
また、レンズにおいてもプラスチック、ポリカーボネイト、ガラスなどの素材の違い、汚れが付きにくいコーティングが施してあったりと、様々な性能の違いも価格の違いにつながります。
おすすめの偏光グラスメーカー
●ジールオプティクス(Zeque)
タレックスレンズを使用した国内産のメーカー。淡水・海水ともに釣り界の製品テスターが多くいます。
価格は少々お高めですが、レンズやフレームの機能性・デザイン性が高く評価されているメーカーです。
●ストームライダー
素材や掛け心地にこだわり、多機能搭載の偏光グラスでありながらコストパフォーマンスにも優れています。
日本製ポリカーボネイトレンズを使用し、一昨年から2年連続でルアー雑誌のグッズ部門で1位を獲得しているメーカーです。
基本的な偏光グラスの機能を搭載しながら、デザイン性にも優れたタウンユースOKの製品が多くあります。
バニーウォーク BW-005
レンズのカラーバリエーションも基本の4色が反ろ追い、価格も安いので偏光グラスのエントリーにおすすめのメーカーです。