メバリングは、夜であれば一定レンジでのスローなただ巻き、日中であればジャークなど状況に応じてアクションを起こしていきます。
また、シーズンによって釣れるレンジが変わり、春は浅いレンジで釣れることが比較的多くなります。
そして釣れるサイズも30cmを超えるような尺サイズと言われているメバルも釣れることがあります。
尺サイズに近いメバルになると、引きが強く、一瞬で根に潜るほど想像以上に引きが強いことに驚かせる経験をしたアングラーも少なくないでしょう。
さて、メバリングリールの選び方でこだわるポイントとして、「リールの大きさ」、「ロッドとバランスの取れる自重(軽量さ)」、「高ドラグ性能」の3点を抑えておきましょう。
2018年春、メバリングにおすすめのリールベスト5
メバリングで使うリールの大きさ(番手)、自重や性能は
メバリングリールの大きさは、よくアジングと同じでいいのではと耳にすることがありますが、筆者はアジングで使用するリールより少し大きめの2000番~2500番のスピニングリールを使用しています。
その理由は、パワーの面で少し大きい方が安心できるからです。
また、2000番クラスですと、様々な釣りに準用できますので、そのことも理由の1つです。
1000番ではちょっとパワーが足りないと思います。
特に春のメバリングでは…。
次に自重。
元々メバリングで使用するリールは軽めが多いのですが、筆者は軽いだけではなく、ロッドとの重量バランスも重要視しています。
ロッドが軽くてリールが重いと編重心と言うか、アンバランスになり、釣りにくいということになってしまいます。
逆のことも言えますが、ロッドとのベストマッチに限りなく近いリールの自重を探ることが一番と言えます。
その中でも軽量なものが選択できれば文句なしです。
そしてドラグ性能。
値段の高いモデルであればあるほど、当然かと思いますが、ラインの送り出しが非常に滑らかで不意の大物でも対応できるほど性能は高いと言えます。
購入できる懐事情にもよるかと思いますが、中級程度以上の性能を誇るリールであれば、ある程度のドラグ性能は確保されますので、購入する1つの目安にすると良いでしょう。
また、リールに搭載されているギア比には、ローギアとハイギアタイプがあります。
他の釣りでも釣り方のスタイルによってギア比を選択していますが、メバリングはアングラーの釣り方で選んでいただければよいと思います。
筆者の使い分けとしては、一定のレンジを一定速度で巻きたいのであればローギア、アクションをつける、また、早くラインを回収したい時はハイギアを使っています。
それでは、これらを踏まえた上で筆者がおすすめするメバリングリールをご紹介していきます。
第1位 シマノ Soare(ソアレ)Cl4+ 2000SHG
このリールは持ってその軽量さが分かるほど軽いのが第一印象。
しかし軽さだけではなく、ローターには軽量なマグナムライトローターを採用して回転慣性のムレやブレを減少し、高感度と高い操作性能を兼ね備えています。
気になるドラグは、リジッドサポートドラグというスプールの支持を構造的に強固とすることで安定した滑らかなドラグ性能を十分に発揮してくれます。
尺メバルにはもってこいのリールではないでしょうか。
筆者一押しのメバリングリールで、その性能は裏切る事がなく、多くのアングラーが満足できるものであると確信しています。
第2位 シマノ Vanquish(ヴァンキッシュ) C2000S
シマノ Vanquish(ヴァンキッシュ)の魅力は何と言っても軽量化。
驚くほど軽量化にこだわっており、他のリールでは見られないローターの形状を変えることで肉抜きし軽量化を実現しただけではなく、巻き心地も更に向上。自重はたったの155gと数字から見てもその軽量化は驚異的です。
また、マイクロモジュールギアを搭載して繊細なアタリを逃さず鋭く捉えてくれます。
ドラグ性能も高性能なドラグによって、逐一調整を気にすることなく滑らかにラインを送り出し、安心したファイトが楽しめます。
シマノ社が誇る最高峰のリールであるため、非常に高価品ですが、これ1本持っているだけで他のリールは何も必要としないほど出来過ぎたリールと言っても過言ではありません。
ここまで高価なリールは必要ないとも思いますが、一度使ったら止められません。
第3位 ダイワ 月下美人 EX 2004C
ダイワ(Daiwa) スピニングリール アジング メバリング 月下美人 17 EX 2004C
メバリング専用に開発されたこのモデルは筆者も愛用しているリールの1つで、自重が170gと非常に軽量、そしてドラグ性能はATD(オートマチックドラグシステム)といったダイワ独自に開発された最高のドラグシステムを搭載し、ラインブレイクを起こさずして、アジの追従に合わせたドラグの効き具合を実現しています。
その性能はまさに圧巻です。
また、回転性能は劣ることなく長きに渡り性能を維持する優れもの。
海中から伝わる感度も申し分なく感じ取ることが可能であり、本格的にメバリングに入れ込みたいアングラーには是非とも使用していただきたいリールです。
第4位 ダイワ 月下美人 MX 2004H
価格は少し抑えたいけど、リールの性能はある程度は保ちたいと思っているアングラーや入門者の為に、この月下美人MXをおすすめします。
上位モデルと同様にATD(オートマチックドラグシステム)を搭載することによって、ラインの滑り出しがスムーズでラインブレイクを起こしにくくなっており、また、マグシールドという防水構造やギアの最適バランスによる耐久性向上など、惜しみなくダイワのテクノロジーが詰め込まれたリールとなっています。
気になるドラグ性能も十分に兼ね備えておりコストパフォーマンスに優れていることは言うまでもなく、長きに渡り幅広いアングラーに愛されている人気のリールです。
筆者もアジング入門用として使用し、その性能は裏切る事がなく満足できるものであることを付け加えておきます。
第5位 シマノ SAHARA(サハラ) 3000HG
入門としてメバリングを始めたいと思っている方にお手頃価格のサハラをお勧めします。
リールの大きさが3000番とパワーは申し分なく、巻き心地が滑らかなギアを搭載し、シマノ社独自の加工技術によるAR-Cスプールを搭載することで、ライントラブルが少ない代物となっています。
コストパフォーマンスに優れた各種性能は、裏切る事がなく満足できるものであること間違いありません。
まとめ
メバリングリールは、2000番~2500番のスピニングリールを選択するとよいでしょう。
また、2000番のリールは高い汎用性から人気もあります。
メバリングでは、「リールの大きさ」、「ロッドとバランスの取れる自重(軽量さ)」、「高ドラグ性能」に拘ったリールの選択が最もメバリングに適したリールであると言っても過言ではありません。
リールは各メーカーより発売されていますが、どのリールにしようか迷った時は、メバリングで使用するリールで言えば、ダイワ社、シマノ社の2社から選択すると、メバリング専用に設計されたリールから、メバリングに必要な性能も満たした汎用性のあるリールまで、幅広く発売されており、機能面や性能面で安心できますので、おすすめです。
また、近年では、ハイギアのスピニングリールが人気ですが、ローギアとハイギアの選択はその時々の釣り方で変えるとよいでしょう。最後に、ハイスペックなリールは、メーカーによる機能や性能の差はほとんど感じられません。ある程度の性能を有しているリールであれば、最高峰と呼ばれるようなリールよりもコストパフォーマンスに優ている分、よりメバリングを楽しむことができると思います。