長く平たい特徴的な魚体をしているタチウオ。シーズンになると、堤防にはキビナゴで狙うエサ釣りで賑わいますが、フィッシュイーターとしてショアジギングでも狙うことができる好ターゲットです。
今回はそのタチウオをショアジギングで狙うときのポイントや時期、タックルや釣り方について解説します!
ショアジギングでタチウオを狙う、ポイント&タックル、時期や釣り方を解説
<タチウオ狙いのポイント>
タチウオはショアジギングで釣れる場所やタイミングが限定されることが特徴で、
特に狙いやすい時間帯は朝夕のマズメ時です。
マズメの時合で狙う際におすすめのポイントを下記に紹介しておきます。
・防波堤
風や波の影響を受けにくい、水深のある場所が狙い目となります。
足場がよく、薄暗いマズメ時でも安全に釣りができるのが防波堤ですが、
人気ポイントでは釣り人が集中し、プレッシャーが高くなりやすいポイントでもあります。
・サーフ
タチウオが釣れるポイントとしてサーフも例外ではありません。
できるだけ波の穏やかな場所を選び、マズメ時を狙って釣行するようにしましょう。
サーフは狙うポイントがしぼりにくい為、防波堤に比べてルアーにスレていないタチウオが多いポイントです。
<タチウオ狙いにおすすめの時期>
タチウオ狙いにおすすめの時期は、秋から冬にかけてです。
この時期になると、タチウオは大きな群れを形成しやすくなり、ショアから狙える場所まで接岸します。
<タチウオ狙いのタックル>
タチウオをショアジギングで狙うときのタックルは、20gから40gのメタルジグを扱えるタックルを使用してください。
専用タックルもありますが、タチウオのように限られたシーズンのターゲットを狙う際は、シーバスロッドを流用するのもおすすめです。
下記にタックルの目安を紹介しておきますので、参考にしてください。
・ロッド
長さが9.6ft前後、パワーはミディアムヘビークラスのロッドがおすすめです。
タチウオがメタルジグにバイトするのは一瞬です。パワーのあるロッドで確実にフッキングさせましょう。アクションのしやすさと遠投性能のバランスを考えると9.6ft前後のロッドをおすすめします。
・リール
スピニングリールの3000番から3500番がロッドとのバランスが取りやすくおすすめです。
ギア比はノーマルでもよいですが、ハイギアの方がアクションやフォール時のバイトをより確実にフッキングに持ち込めます。
・ライン
ラインは遠投することを第一に考えて選びましょう。
具体的にはPEラインの0.8号から1.2号くらいまでがよいでしょう。
タチウオはヒットしてから根に潜ったりする魚ではないので、時間をかけてファイトすればトラブルなくキャッチすることができます。
・リーダー
タチウオは歯が鋭いので、フロロカーボンリーダーが必須です。
太さは20ポンド程度がよいでしょう。
・メタルジグ
重さは20gから40gくらいまでのものを選びましょう。
形状は左右非対称タイプかフラットタイプのもので、フォールでもしっかりとアピールできるものがよいです。
フックはアシストタイプでもトリプルフックでもよいですが、テール側に付けるようにしましょう。
フロント側に付けると、ファイトのときにタチウオの歯でリーダーが傷ついてしまい、ラインブレイクすることもありますので、注意してください。
<タチウオの釣り方>
タチウオのショアジギングでの釣り方は、ステディーリトリーブとフォールを使っていきましょう。
タチウオはメタルジグに噛み付くようにバイトをしてきますので、バイトがあったら即フッキングさせないとヒットに持ち込めません。
ステディーリトリーブでは一定のリズムでリールのハンドルを巻き、少しでも違和感を感じたらフッキングしてみましょう。
フォールでは、ラインテンションを状況に合わせて調整するのが釣果を得るコツです。
フォール中にラインが止まったり、走ったりしたら即フッキングするようにしてください。
また、どの層にタチウオの群れがいるかをしっかりと把握することも大事です。
メタルジグを沈めるときには秒数を数えておいて、タチウオがバイトしてくる層を把握するようにしましょう。
タチウオは重量があまりないので、ランディングの際はファイトの勢いそのままに抜き上げましょう。
<タチウオ狙いの必須アイテム>
・プライヤー
タチウオの歯は鋭く、直接触れるとケガをしてしまう可能性があります。
フックを外すためのプライヤーを必ず用意しておきましょう。
長さがある製品がより安全にフックを外すことができるのでおすすめです。
・フィッシュグリップ
タチウオには、挟むタイプのフィッシュグリップが向いています。
胴のほうを挟んでしまうと頭を振ってしまい危険なので、エラのあたりを挟むようにしまよう。
<まとめ>
ショアジギングでのタチウオ狙いについてまとめると、
・波の穏やかな防波堤やサーフで、朝夕のマズメ時をメインに狙う
・おすすめの時期は群れが大きくなりやすい秋から冬
・20gから40gのメタルジグで、ステディーリトリーブやフォールで狙う
・歯が鋭いので怪我をしないように注意、プライヤーやフィッシュグリップは必須
ぜひ今回の記事を参考に、ショアジギングでタチウオを狙ってみてくださいね!