エギングロッドでも釣れる?エギングロッドでも十分に狙えるターゲットと釣り方

エギング
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様々なルアーフィッシングに挑戦したいと考えていても、ターゲットに合わせてタックルを買い揃えていたらお財布事情も大変なことになってしまいますよね。そこで今回はエギングロッドを使用して挑戦できる、ルアーフィッシングと狙える魚種を紹介します。

エギングロッドでも釣れる?エギングロッドでも十分に狙えるターゲットと釣り方

エギングロッドの汎用性

エギングロッドの特徴は、軽量で固めのハリがあり、長さが7フィートから9フィートと他の魚種で流用する時にも、高い汎用性があるロッドです。

メジャークラフト スピニングロッド ファーストキャスト エギングFCS-832ELメジャークラフト スピニングロッド ファーストキャスト エギングFCS-832EL

例えば、エギングロッドを流用したシーバス釣りは代表的な流用ロッドとして広く知られています。
何故ならば、ロッドを上下にシャクってワームをダートさせて釣るワインド釣法が、エギング動作とほぼ同じであり、タックル性能も似ているからなのです。
エギングロッド性能を活用して他の魚種が狙えることは、アングラーとしては、とても嬉しいことです。
ちなみに、ワインド釣法とルアーのセッティング方法をマスターしてしまえば、初心者でも十分に釣果を上げることができます。

エギングロッドの流用で狙える魚種は?

ワインド釣法で釣りが可能な魚種であるということは、ルアーの対象魚は、ほぼ狙えると言っても過言ではありません。

狙える主な対象魚は、シーバス、中型の青物、太刀魚、ヒラメ、マゴチ、カサゴ、チヌ、サワラ等です。
これだけでも十分狙える魚種は多いのに、まだまだ例をあげればキリがないほど狙える対象魚は多く、エギングロッドの流用による釣りは魅力たっぷりと言えます。
ただし、魚種によって多少注意する点があります

シーバスの注意点・・・アタリは取りやすいのですが、エギングロッドの弾性からアタリを弾いてしまう事がありますので、アタリには十分に気を配る必要があります。

太刀魚の注意点・・・太刀魚の場合は歯が鋭いので、リーダーをかみ切る可能性が高い為、太くする必要があります。

青物狙いの注意点・・・大型がかかった場合の事を想定すると、ラインを少し太くする必要があり、PE1号以上が必要です。

このように、狙う魚種によって、ラインやリーダーの変更、アタリの気配り等、注意する点がありますので、その点を認識して流用する事が必要となります。

エギングロッドの流用が難しい魚種は?

汎用性の高いエギングロッドでも流用が難しい魚種として、アジメバルがあげられます。
流用が難しい理由として、ルアーの重さとロッドの硬さが関係しています。
エギングではエギの重さが10g~25gを中心に扱いますが、アジングやメバリングではルアーの重さが1gを基準としてせいぜい3g程度までしか使いません。
よって、扱うルアーの重さから分かる通り、エギングロッドではアジやメバルを狙うにはロッドが硬すぎるのです

また、アジやメバル程度では、ロッドが硬いとアタリが取りにくく、仮に高活性でアタリを取ったとしても、エギングロッドでアワセた場合、ロッドから伝わる力によってアジやメバルの口が切れてしまう可能性が高いのです。
さらに硬いエギングロッドでは、アジングやメバリングで使用する軽いルアーを遠投することができません

以上の理由により、エギングロッドの流用が難しい事はお分かりいただけたと思います。
筆者は何度かエギングロッドでアジングを挑戦してみましたが、やはりアタリが分からず、フッキングさせることができませんでした。

エギングロッドの流用で狙う釣り方

エギングロッドの流用で狙う釣り方として、ワインド釣法という釣り方があります。
ワインド釣法がどんな釣り方か、分からない方もいらっしゃると思いますので、ワインド釣法について触れたいと思います。

●ワインド釣法とは

専用のジグヘッド(頭の部分)とワーム(体の部分)をセットし、糸フケを利用してロッドを瞬間的にシャクリ上げることで、ルアーを左右にダートさせアクションさせます。その後すぐにロッドをおろす釣法で、この動作を2~3回繰り返します。

この釣法の特徴は、ルアーを瞬間的にダートさせることで生まれる高速の波動によって、魚に捕食スイッチを入れるところです。また、シャクリによるアクションの集魚効果もあります。

ワインド釣法にエギングロッドを流用する場合、長さが8.6FT程度で3.5号のエギを投げることができるロッドがベストです。エギングロッドは3.5号のエギが操作できるように、3.5号の自重を基準に作られていますので、ルアーウエイトの点では問題ありません。

次にリールは2500番~3000番のエギングと同様のリールを使用します。
ラインとリーダーですが、ラインはエギング同様PE0.8号を使用しますが、リーダーは狙う魚種によって号数を変えます。リーダーは擦れに強く、比重のある4号~6号程度を使用します。
ここまでは、エギングタックルにリーダーだけ変更すれば良いのです。

キモとなるルアーのセッティングですが、基本的にはZZヘッド(頭の部分)にワインド専用のワームとフックを付けます。

簡単に全体を説明しましたが、仕掛けはこれで完成です。

ベテランのエギンガーであれば、ワインド釣法に違和感なくすぐに慣れることができます
ので、ワインド釣法の魅力にハマる事は間違いありません。
またエギング初心者は慣れていない分、最初はエギングとは全く違うように感じるかも知れません。コツが掴めなかったりアタリがなかったりすると、シャクリ続けている分、疲れも倍増してしまうことも。確かにテクニックが必要な場合もありますが、ワインド釣法は基本だけで十分に釣果を得ることができますので心配は要りません。

エギングロッドを流用することで釣りの幅が広がると共に、様々な魚種を釣り上げた時の楽しさは他のタックルを使用した釣りと同じです。ワインド釣法は楽しく、そして奥深さを兼ね備えていますので、まずはエギングロッドの流用で大いに楽しんでいただきたいと思います。

まとめ

エギングロッドは他の魚種を釣る時に、最も流用しやすいロッドと言えます。
狙うことができる魚種が多く、エギングロッド1本で幅広い釣りが楽しめます。
またエギングのタックルに、リーダーとルアーを変更するだけなので、エギングをやりながら直ぐに変更できます。タックルにかかる費用面も経済的なので、初心者でも手軽にワインド釣法に切り替えることができます。
エギングロッドを流用した魅力たっぷりのワインドで、さらに釣りを楽しんで下さい。